私のはなし 部落のはなし

わたしのはなしぶらくのはなし
上映日
2022年5月21日

製作国
日本

制作年
2022
上映時間
205分

レーティング
一般映画
ジャンル
社会派

check解説

「部落差別」の歴史や、今も根強く残る差別の現状に迫るドキュメンンタリー。その起源と変遷から近年の「鳥取ループ裁判」まで、堆積した差別の歴史と複雑に絡み合ったコンテクストを多彩なアプローチで鮮やかにときほぐし、見えづらい差別の構造を描き出してゆく。監督は、屠場とそこで働く人々を写した『にくのひと』(2007)が各地で上映され好評を博すも、劇場公開を断念せざるをえなかった経験を持つ満若勇咲。プロデューサーは「なぜ君は総理大臣になれないのか」「香川1区」の大島新。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 脚本家、映画監督
    井上淳一
    タイトルがいい。部落と謳ったこともだが、「私」とは誰か。様々な部落関係者が登場する。当事者、支援者、差別する者、老若男女。あくまでも低い目線で多面的に語られる、... もっと見る
  • 日本経済新聞編集委員
    古賀重樹
    部落差別の問題に正面から向き合う真摯なドキュメンタリー。若い人からお年寄りまで、差別を受けた当事者が実名で顔を出し、語る。地名も実景も出る。数人の当事者(時に周... もっと見る
  • 映画評論家
    服部香穂里
    情報量の多い労作だが、氷川きよし推しの闊達な老婦人ら興味そそられる面々も含みつつ、証言者を幅広く選んだ結果、尺が膨大となった上、監督自身の“私&rd... もっと見る

「私のはなし 部落のはなし」のストーリー

かつて日本には穢多・非人などと呼ばれる賤民が存在した。1871年(明治4年)の「解放令」によって賤民身分は廃止されるが、彼らが集団的に住んでいた地域は「部落」と呼ばれるようになり、その差別構造は残されたままであった。現在、法律や制度のうえでは「部落」や「部落民」というものは存在しない。だが、いまなお少なからぬ日本人が根強い差別意識を抱えている。本作では、「部落差別」の起源と変遷から近年の「鳥取ループ裁判」まで、堆積した差別の歴史と複雑に絡み合ったコンテクストを多彩なアプローチで鮮やかにときほぐし、見えづらい差別の構造を描き出してゆく。

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キャスト役名

「私のはなし 部落のはなし」のスペック

基本情報
ジャンル 社会派
製作国 日本
製作年 2022
公開年月日 2022年5月21日
上映時間 205分
製作会社 『私のはなし 部落のはなし』製作委員会
配給 東風
レイティング 一般映画
アスペクト比 16:9
カラー/サイズ カラー
公式サイト https://buraku-hanashi.jp/
コピーライト (C)『私のはなし 部落のはなし』製作委員会

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