森のムラブリ インドシナ最後の狩猟民

もりのむらぶりいんどしなさいごのしゅりょうみん MLABRI IN THE WOODS
上映日
2022年3月19日

製作国
日本

制作年
2019
上映時間
85分

ジャンル
冒険

check解説

タイやラオスの密林の中を遊動し狩猟採集生活を送ってきた少数民族ムラブリ族を、言語学者の伊藤雄馬とともに約2年間追ったドキュメンタリー。人食い伝説により互いの集団を恐れる様や、昔ながらの遊動民の暮らしを記録し、現代の森の民が抱える問題を映す。監督は、「ムネオイズム ~愛と狂騒の13日間~」などを手がけた映像作家・批評家の金子遊。東京ドキュメンタリー映画祭2019・2021上映作品。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 脚本家、映画監督
    井上淳一
    ここで取り上げる映画は何の情報もなしに観る。プレスも何も読まない。本作もそうして観始めた。最初、何の映画か分からない。人喰い族を探す映画かと思う。やがてムラブリ... もっと見る
  • 日本経済新聞編集委員
    古賀重樹
    ラオスの奥地のムラブリ族の子供たちに、日本の学者がスマホで撮った彼らの映像を見せているシーンに軽い衝撃を受けた。ジャン・ルーシュがアフリカのドゴン族を撮って、フ... もっと見る
  • 映画評論家
    服部香穂里
    ほぼ姿を見せない少数民族の生活の撮影に初めて成功したとのことだが、殊更に希少性や特異性を強調しない、アットホームな空気がいい。その立役者で、コミュニティに溶け込... もっと見る

「森のムラブリ インドシナ最後の狩猟民」のストーリー

タイ北部やラオス西部のゾミア(山岳地帯)で暮らすムラブリ族は、400人程度しかいない少数民族。タイ北部ナーン県にあるフワイヤク村は、300人のムラブリ族が暮らす最大のコミュニティである。今では男たちはモン族の畑に日雇い労働に出て、女たちは子育てや編み細工の内職をしている。ムラブリ族の間では、森の中で出くわす妖怪や幽霊などのフォークロアも豊富に伝えられてきた。文字のないムラブリ語の語彙を収集する言語学者・伊藤雄馬が話を聞いて歩くと、ムラブリ族はラオスに住む別のグループのことを人食いと怖れている様子。国境を超えてラオスの密林で昔ながらに狩猟採集をしてノマド生活を送るムラブリを探すことにした伊藤とカメラは、ある村で、山奥の野営地から下りてきたムラブリ族が村人と物々交換している現場に出くわす。それは少女ナンノイと少年ルンだった。地元民の助けを得て、伊藤とカメラは密林の奥へとわけ入っていく。

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「森のムラブリ インドシナ最後の狩猟民」の写真

「森のムラブリ インドシナ最後の狩猟民」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「森のムラブリ インドシナ最後の狩猟民」のスペック

基本情報
ジャンル 冒険
製作国 日本
製作年 2019
公開年月日 2022年3月19日
上映時間 85分
製作会社 幻視社
配給 オムロ=幻視社
アスペクト比 16:9
コピーライト (C)幻視社

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