たまらん坂

たまらんざか
上映日
2022年3月19日

製作国
日本

制作年
2019
上映時間
86分

ジャンル
ドラマ

check解説

「フリーダ・カーロの遺品 石内都、織るように」の小谷忠典が黒井千次の短編集を基に4年の撮影期間をかけて完成させた長編劇映画。大学生のひな子が母の墓参りに来ると、墓前にコスモスの花が供えられていた。父から墓参りに行けないという電話が来て……。出演は、本作が映画初出演となる渡邊雛子、「プリテンダーズ」の古舘寛治。第30回マルセイユ国際映画祭インターナショナルコンペティション部門正式出品、第20回ニッポン・コネクションNIPPON VISIONS部門正式出品、第43回シンガポール国際アートフェスティバル招待上映、セント・アンドルーズ映画祭2021最優秀撮影賞受賞。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 脚本家、映画監督
    井上淳一
    黒井千次の原作は主人公の読む本の中に留まる。原作部分は画面サイズが変わり小説が朗読される。黒井自筆の原稿用紙さえ映される。「偶然と想像」が言葉を映画的に見せると... もっと見る
  • 日本経済新聞編集委員
    古賀重樹
    「ドキュメンタリー映画 100万回生きたねこ」で佐野洋子の絵本をテキストに、その根元にある死生観を浮き彫りにした小谷忠典監督が黒井千次の短篇小説に挑んだ。国立と... もっと見る
  • 映画評論家
    服部香穂里
    ユニークな坂の名前の由来を追いつつ、幼い頃に母を亡くした女子大生が自身のルーツをもたどっていくが、そのきっかけを与える近未来の就活風景にリアリティが乏しく、出鼻... もっと見る

「たまらん坂」のストーリー

秋、小雨が降るなか、大学生のひな子(渡邊雛子)は寺の境内を歩いている。毎年、母の命日に父・圭一(古舘寛治)と墓参りに訪れていたのだが、今年はひな子ひとりで来ていた。ひな子は、母の墓前に一輪のコスモスの花が供えられているのに気づく。母が亡くなって17年、祖父母も鬼籍に入っており、他人の影を感じたことがなかったため、ひな子は不審に思う。圭一から電話がかかってくる。圭一は、飛行機が欠航になり墓参りには来られないことを告げ、「たまらん」と漏らす……。

「たまらん坂」の映像

「たまらん坂」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「たまらん坂」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 2019
公開年月日 2022年3月19日
上映時間 86分
製作会社 武蔵野文学館
配給 イハフィルムズ
アスペクト比 16:9
カラー/サイズ モノクロ
音量 5.1ch
公式サイト https://tamaranzaka.com/

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