なん・なんだ

なんなんだ
上映日
2022年1月15日

製作国
日本

制作年
2021
上映時間
107分

レーティング
一般映画
ジャンル
ドラマ

check解説

「テイクオーバーゾーン」で注目を集めた新鋭・山嵜晋平が、熟年夫婦を主人公に描くドラマ。結婚40年を迎える三郎と美智子。ある日、外出した美智子が交通事故に遭い、昏睡状態に。三郎が美智子のカメラのフィルムを現像すると、見知らぬ男が写っていた。出演は「痛くない死に方」の下元史朗、「明日の食卓」の烏丸せつこ。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 映画・音楽ジャーナリスト
    宇野維正
    ここ4、5年、特にアメリカで数え切れないほど作られてきた、そして最近ではさすがに食傷気味な、トキシック・マスキュリニティ(有害な男らしさ)をテーマとした作品がよ... もっと見る
  • 映画評論家
    北川れい子
    何なんだ、この映画? シニア世代の夫が、妻に長年裏切られていたと知り、妻の過去を探りだそうとして、逆に打ちのめされ。演じている下元史朗は知る人ぞ知るキャリアの長... もっと見る
  • 映画文筆系フリーライター。退役映写技師
    千浦僚
    自分がほぼ団塊世代(ちょい後発)の親の子としてほぼ団塊ジュニア世代くらいなので非常にいろいろ考えさせられるものを示された。政治体験と姿勢よりも気になったのはフェ... もっと見る

「なん・なんだ」のストーリー

間もなく結婚40年を迎える三郎(下元史朗)と美智子(烏丸せつこ)の夫婦。大工を引退した三郎は、やることもないまま、海が見える古い団地で一日を過ごしていた。妻の美智子は出かけるための準備に余念がない。「どこ行くんだよ」「化粧濃いんじゃないか」。そんなやり取りの後、美智子は家を出る。三郎は美智子に届け物を頼まれていたが、どこに届けるのか失念したまま帰宅。やがて美智子の帰りを待ちながらビールを飲んでいると、携帯が鳴る。京都府警から、美智子がひき逃げに遭って意識不明との連絡だった。なぜ京都に? 取るものも取り敢えず、娘の知美(和田光沙)に電話をかけ、京都に向かう三郎。病室で眠ったままの美智子の荷物を開けてみると、古いアルバムとカメラが入っていた。若い頃、写真家を目指していた美智子が愛用していたカメラだった。意識が戻らぬまま1週間が経過。三郎が現像を頼んでいた町のカメラ屋に写真を取りに行くと、そこに写っていたのは、見知らぬ男の姿だった。この男は誰なのか? 自分の知らない美智子の世界がある。京都でこの男と会っていたのか。次々に湧き上がる疑惑に背中を押されるように、三郎は美智子の実家がある奈良へ。追ってきた娘の知美とともに、美智子の浮気相手を探す旅を始める。自分が知らない少女時代の美智子。自分に黙って男と逢引していた美智子。夫婦の40年間はなんだったのか。美智子と重ねた思い出が、ひとつ、またひとつと抜け落ちていく……。

「なん・なんだ」の映像

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「なん・なんだ」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「なん・なんだ」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 2021
公開年月日 2022年1月15日
上映時間 107分
製作会社 なん・なんだ製作運動体
配給 太秦
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
音量 ステレオ
公式サイト https://nan-nanda.jp/
コピーライト (C)なん・なんだ製作運動体

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