サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ
さうんどおぶめたるきこえるということ SOUND OF METAL- 上映日
- 2021年10月1日
- 製作国
- アメリカ
- 制作年
- 2019
- 上映時間
- 130分
- レーティング
- 一般映画
- ジャンル
- ドラマ
解説
突発性難聴に陥ったヘヴィメタルバンドのドラマーの苦悩と再生を、画期的なサウンド設計で描き、観客が主人公の人生を疑似体験するかのような感覚でたどるヒューマンドラマ。「ゼロ・グラビティ」の音響デザイナーのニコラス・ベッカーがアカデミー賞音響賞を受賞。デンマーク人のミッケル・E・G・ニルソンが編集賞を受賞した。ハイブリッドなドキュメンタリー映画を目指したというダリウス・マーダー監督は35mmフィルムで時系列に沿って撮影を敢行。Amazon Prime Videoで2020年12月より日米同時配信されていたが、映画館のサウンドシステム下の鑑賞を望む声が高まり、急きょ日本の劇場公開が決定した。主人公ルーベンが聴覚ではなく身体的な振動を感じている様子が、観客にもさまざまな「音」と「静寂」のシンフォニーで伝えられ、人生の哀歓が増幅共鳴する。「ヴェノム」のリズ・アーメッドがルーベンを演じてアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたほか、73歳のベテラン、ポール・レイシーが手話を駆使して支援団体のジョー役を演じ、助演男優賞にノミネートされた。また、ルーベンの恋人ルー役を「レディ・プレイヤー1」のオリヴィア・クックが演じている。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
-
映画評論家上島春彦地味だがこれは相当のもん。突然聴覚障碍者になってしまったドラマーの悪あがきを描く。詳細は書けないものの、このオープン・エンディング感覚が鋭い。この時、彼は果たし... もっと見る
-
映画執筆家児玉美月聴覚の喪失を音楽映画の枠組みにおいてカタルシスの一要素として動員するような作品なのかと疑っていたら、別の次元へと連れていかれた。本作にも出演するマチュー・アマル... もっと見る
-
映画監督宮崎大祐とかく人間は視覚に頼って生きている。それはわれわれが視覚以外の五感を意識する時間が一日のうちにどれくらいあるかを考えてみればわかるだろう。ゆえに本来は映像と音像... もっと見る
「サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ」のストーリー
突如難聴になったドラマーのルーベンは、一緒にバンドを組む恋人ルーに難聴者のコミュニティに連れていかれる。難聴であることをハンディとして捉えていないコミュニティの人々と過ごしながらも、その現実を受け入れることの難しさに直面するルーベンは、自分の人生を前に進めるために、ある決断をする……。
「サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ」の写真
「サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|
「サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2019 |
公開年月日 | 2021年10月1日 |
上映時間 | 130分 |
製作会社 | Caviar=Flat 7 Productions |
配給 | カルチャヴィル=Filmarks=GEM Partners |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
公式サイト | https://www.culture-ville.jp/soundofmetal |
コピーライト | (C) 2020 Sound Metal, LLC. All Rights Reserved. |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2021年10月下旬号 | REVIEW 日本映画&外国映画 「サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~」 |
2021年10月上旬号 | UPCOMING 新作紹介 「サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ」 |