偶然と想像

ぐうぜんとそうぞう
上映日
2021年12月17日

製作国
日本

制作年
2021
上映時間
121分

レーティング
PG-12
ジャンル
ドラマ

check解説

第71回ベルリン国際映画祭にて銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞。「偶然」をテーマに3つの物語が織りなされる濱口竜介初の短編集。親友同士、教授と生徒、同窓生の対話がやがて変調し、人間の本性や人生の断片を浮かび上がらせる。出演は連続テレビ小説『エール』が話題を生んだ古川琴音のほか、中島歩、森郁月、甲斐翔真らフレッシュな顔ぶれに、濱口監督作品の「天国はまだ遠い」に出演した玄理、「PASSION」の渋川清彦、占部房子、河井青葉ら個性派が揃った。第22回東京フィルメックスオープニング作品にも選ばれ、観客賞を受賞。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 映画・音楽ジャーナリスト
    宇野維正
    「え?このままで大丈夫?」と冷や冷やさせながら、いずれも見事な着地をみせる3つのエピソード。短い時間にテーマやモチーフをぎっしりと塗り込んでいくその手つきは、作... もっと見る
  • 映画評論家
    北川れい子
    脚本・監督、濱口竜介のストーリーテラーとしての才能とその巧みな演出話術にシビレた。美味しい料理にはドラマがあるというが、偶然を共通項にした3話仕立ての本作が、さ... もっと見る
  • 映画文筆系フリーライター。退役映写技師
    千浦僚
    ずっと日本映画と日本人の生活においてエリック・ロメール映画のような恋愛関係と性愛関係さらに言えば人間関係全体そのものについての執着と、それを語り見せることと、観... もっと見る

「偶然と想像」のストーリー

■第1話『魔法(よりもっと不確か)』撮影帰りのタクシーの中、モデルの芽衣子(古川琴音)は、仲の良いヘアメイクのつぐみ(玄理)から、彼女が最近会った気になる男性(中島歩)との惚気話を聞かされる。つぐみが先に下車したあと、ひとり車内に残った芽衣子が運転手に告げた行き先は──。■第2話『扉は開けたままで』作家で大学教授の瀬川(渋川清彦)は、出席日数の足りないゼミ生・佐々木(甲斐翔真)の単位取得を認めず、佐々木の就職内定は取り消しに。逆恨みをした彼は、同級生の奈緒(森郁月)に色仕掛けの共謀をもちかけ、瀬川にスキャンダルを起こさせようとする。■第3話『もう一度』高校の同窓会に参加するため仙台へやってきた夏子(占部房子)は、仙台駅のエスカレーターであや(河井青葉)とすれ違う。お互いを見返し、あわてて駆け寄る夏子とあや。20年ぶりの再会に興奮を隠しきれず話し込むふたりの関係性に、やがて想像し得なかった変化が訪れる。

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「偶然と想像」の写真

「偶然と想像」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「偶然と想像」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 2021
公開年月日 2021年12月17日
上映時間 121分
製作会社 NEOPA fictive
配給 Incline LLP(配給協力:コピアポア・フィルム)
レイティング PG-12
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
音量 5.1ch
公式サイト https://guzen-sozo.incline.life/
コピーライト (C)2021 NEOPA / Fictive

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