ミュジコフィリア

みゅじこふぃりあ
上映日
2021年11月19日

製作国
日本

制作年
2021
上映時間
113分

レーティング
一般映画
ジャンル
ドラマ

check解説

音楽を主題にし、第16回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作となったさそうあきらによる漫画を、「砕け散るところを見せてあげる」の井之脇海主演で映画化した青春群像劇。物の形や色が音として聴こえる朔は、現代音楽を通じその音を表現できることを知る。監督は、「時をかける少女」(2010)や「父のこころ」などを手がけてきた谷口正晃。劇作家・チャップリン研究家で「葬式の名人」などの映画作品にも参加する大野裕之が、脚本・プロデューサーを務める。作曲家の父や将来を嘱望される異母兄にコンプレックスを抱き音楽を遠ざけていた漆原朔を井之脇海が、ヒロインの浪花凪を「みをつくし料理帖」の松本穂香が、朔の異母兄・貴志野大成をミュージカル俳優の山崎育三郎が演じる。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 脚本家、映画監督
    井上淳一
    脚本が酷い映画ばかりで本当にイヤになる。異母兄弟の話で弟主役なのに、その弟が分からない。だから弟の話になっていない。子供の頃、音楽をやめた弟は芸大の美術科に入り... もっと見る
  • 日本経済新聞編集委員
    古賀重樹
    嫡子と庶子の確執というコテコテのメロドラマでありながら、好感をもったのは京都の風景が生き生きしていたから。絵はがき的な景色を切り取るのでなく、あの街の独特の音に... もっと見る
  • 映画評論家
    服部香穂里
    「トウキョウソナタ」の少年の将来像のような井之脇海が、桜満開の賀茂川沿いに佇むピアノを揚々と弾く。“未聴感”を表現する高いハードルを、嫌... もっと見る

「ミュジコフィリア」のストーリー

京都の芸術大学に入学した漆原朔は、強引に現代音楽研究会に引き込まれる。するとそこには、朔が音楽を遠ざけるきっかけとなった異母兄・貴志野大成と、朔が憧れる大成の恋人・小夜がいた。朔は著名な作曲家の父と若手天才作曲家として将来を期待される異母兄・大成へのコンプレックスから、音楽から遠ざかっていた。そんな大成と、大成を一途に思う小夜との間で、朔は苦悩。朔は子供の頃から物の形や色が音として頭の中で鳴っており、それらを現代音楽を通して表現できることを知るように。そして朔と同じように自然の音を理解するピアノ科生の浪花凪が現れ、朔の才能が開花していく。

「ミュジコフィリア」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「ミュジコフィリア」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 2021
公開年月日 2021年11月19日
上映時間 113分
製作会社 musicophilia film partners(製作幹事:劇団とっても便利/制作:フーリエフィルムズ)
配給 アーク・フィルムズ
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
公式サイト https://musicophilia-film.com/
コピーライト (C)2021 musicophilia film partners (C)さそうあきら/双葉社

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