解説
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2019短編コンペティション部門グランプリを受賞した「ぱん。」の阪元裕吾監督による青春アクション。殺し屋のちさととまひろは、高校を卒業し表向きは社会人として振る舞わなければならず、社会の理不尽さに揉まれる。「ある用務員」などに出演、舞台『鬼滅の刃』で注目される髙石あかりと、「るろうに剣心 最終章」シリーズでスタントダブルを務めたスタントパフォーマーの伊澤彩織が、社会に馴染もうと奮闘する元女子高生の殺し屋コンビを演じる。アクション監督を、「THE NEXT GENERATION -パトレイバー-」シリーズなどを手がけてきた園村健介が務める。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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「ベイビーわるきゅーれ」のストーリー
女子高生殺し屋2人組のちさととまひろは、高校卒業を目前に控え、途方に暮れていた。これまで組織から委託された人殺し以外何もしてこなかった彼女たちだったが、明日からはオモテの顔として社会人として振る舞わなければならない。社会に適合しなければならず、公共料金の支払い、年金、税金、バイトなど、社会の公的業務や人間関係、そして理不尽さに揉まれる二人。組織からはルームシェアを命じられ、他者とコミュニケーションを取るのが苦手なまひろは、そつなくバイトをこなすちさとに嫉妬。二人の仲は次第に険悪になってしまう。それでも殺し屋の仕事は忙しく、さらにはヤクザから恨みを買って面倒なことに巻き込まれ……。
「ベイビーわるきゅーれ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ベイビーわるきゅーれ」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | アクション 青春 |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2021 |
公開年月日 | 2021年7月30日 |
上映時間 | 95分 |
製作会社 | 「ベイビーわるきゅーれ」製作委員会(TOKYO CALLING=ライツキューブ=SUPA LOVE=渋谷プロダクション)(制作プロダクション:シャイカー) |
配給 | 渋谷プロダクション |
レイティング | PG-12 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ステレオ |
公式サイト | https://babywalkure.com/ |
コピーライト | (C)2021「ベイビーわるきゅーれ」製作委員会 |
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