グリード ファストファッション帝国の真実
ぐりーどふぁすとふぁっしょんていこくのしんじつ GREED- 上映日
- 2021年6月18日
- 製作国
- イギリス
- 制作年
- 2019
- 上映時間
- 104分
- レーティング
- PG-12
- ジャンル
- ドラマ
解説
ファストファッションブランドを経営し、業界トップに上り詰めたリチャード・マクリディ卿の栄光と転落、根底にあるファッションビジネスの光と闇を、イギリスの奇才マイケル・ウィンターボトムがユーモアを散りばめて描くブラックエンターテインメント。「イン・ディス・ワールド」「グアンタナモ、僕達の見た真実」で国際問題を取り上げ、それぞれベルリン国際映画祭で金熊賞、銀熊賞を受賞したウィンターボトムが、資本主義のタブーを大いに笑い飛ばしながら楽しめる快作を誕生させた。主人公リチャードのモデルは、昨年に破産申請をした「TOPSHOP」をはじめとする複数のファストファッションブランドを保有していたアルカディア・グループのオーナー、フィリップ・グリーン卿。日焼けした肌と不自然なまでに白く輝く歯という富裕層特有の外見に近づけるために肌を小麦色に塗り、付け歯を装着して役に臨んだのは、イギリスのカリスマ的コメディ俳優、スティーヴ・クーガン。ウィンターボトム監督作「24アワー・パーティ・ピープル」の出演をきっかけに監督と交流を深め、本作で7度目のタッグを組んだ。リチャードに負けず劣らず金に目がない元妻を「グランド・イリュージョン」のアイラ・フィッシャーがコミカルに演じる。「グリード」とは強欲や貪欲の意味。セレブリティの見栄っ張りな金満生活を笑いながらも、経済第一主義の社会の弊害や洋服をつくる労働者の過酷な環境に、鋭い視線を投げかけている。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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非建築家、美術家、映画評論、ドラァグクイーン、アーティストヴィヴィアン佐藤アルトマン「プレタポルテ」を彷彿させる空虚な豪華さ。コンパネ製の闘技場。ギリシャ神話やリチャード三世の歴史と同様に、現代を生きる親子の運命もまた何度も変奏させる... もっと見る
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フリーライター藤木TDC40代はキレキレだったのに50歳過ぎたらルーティンなコメディ屋になり下がった印象のウィンターボトム監督。今度こそはと淡い期待をもって見始めた本作もどこかで見た奇... もっと見る
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映画評論家真魚八重子誕生日パーティーの数日間をメインの時間軸にしつつ、ギラついた男の一代記のような込み入った構成はかなり成功している。主演のスティーヴ・クーガンに、「ウルフ・オブ・... もっと見る
「グリード ファストファッション帝国の真実」のストーリー
ギリシャ・ミコノス島。ファストファッションのブランド経営で財を成したリチャード・マクリディの還暦を祝うため、リチャードの元妻サマンサ、息子のフィン、マクリディの母マーガレットを始めとする一家が集結し、パーティーの準備が進められていく。折しもイギリス当局から脱税疑惑や縫製工場の労働問題を追及されたリチャードは、ド派手にショーアップされたこのイベントでかつての威光を取り戻そうと目論む。しかし湯水のように金を使い、傲慢に振る舞うリチャードと、家族や部下、伝記作家との間には不協和音が生じる。
「グリード ファストファッション帝国の真実」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「グリード ファストファッション帝国の真実」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | イギリス |
製作年 | 2019 |
公開年月日 | 2021年6月18日 |
上映時間 | 104分 |
製作会社 | Revolution Films |
配給 | ツイン |
レイティング | PG-12 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | http://greed-japan.com/ |
コピーライト | (C)2019 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC. AND CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION |
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