解説
「あの日々の話」の俳優・山科圭太がメガホンを取ったサスペンス。小説家のハルヒコは従姉のヨウコと夫アキラ、友人でヨウコの愛人でもあるジロウをモデルに小説を書き始めるが、ヨウコにのめりこみ、やがて現実と夢、小説の世界までもが混ざり合っていく。シアター・カンパニー『マレビト会』の田中夢、劇団『青年団』の団員でユニット・古屋と奥田としても活動する奥田洋平と古屋隆太、「恋とさよならとハワイ」など映画や舞台に出演する鮎川桃果ら、山科圭太が活動の中で出会った才能を送り出すべく本作を企画。第23回サンフランシスコ・インディペンデント映画祭選出。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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「ボディ・リメンバー」のストーリー
小説家のハルヒコ(柴田貴哉)は新作の着想を得るため、従姉のヨウコ(田中夢)からある夜の出来事を聞き出す。3年前、ヨウコが夫・アキラ(奥田洋平)と営むバーに2人の親友であるジロウ(古屋隆太)が訪れてくる。久しぶりの再会だった。ヨウコとジロウは愛人関係でもあり、たわいもない話で盛り上がると同時に緊張感もあった。アキラが目を離した隙に、消えるヨウコとジロウ。高架下で燃え上がる2人を、アキラは見ていた……。ハルヒコはこの3人をモデルに小説を書き進め、ミステリアスなヨウコにのめり込んでいく。恋人のリリコ(鮎川桃果)はそんなハルヒコを止めようとするが、現実と夢、そして小説の世界までもが混ざり合っていき……。
「ボディ・リメンバー」の映像
「ボディ・リメンバー」の写真
「ボディ・リメンバー」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ボディ・リメンバー」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ラブロマンス サスペンス・ミステリー |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2020 |
公開年月日 | 2021年6月25日 |
上映時間 | 85分 |
製作会社 | GBGG Production=Standby=レトル |
配給 | 『ボデイ・リメンバー』製作委員会 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ステレオ |
コピーライト | (C)GBGG Production |
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