アジアの天使

あじあのてんし
上映日
2021年7月2日

製作国
日本

制作年
2021
上映時間
128分

レーティング
一般映画
ジャンル
ドラマ

check解説

「生きちゃった」の石井裕也監督が、メンバーの95%以上が韓国というスタッフ・出演チームを組み、全編韓国ロケをした人間ドラマ。妻を失い韓国にいる兄の元へ行く剛。家族関係に悩むタレントのソル。二つの家族がソウルで出会い、新しい家族の形を模索する。「ぼくたちの家族」はじめ石井監督と5度目のタッグになる池松壮亮が本作で韓国初進出。剛の兄をキム・ギドク監督作「人間の時間」など海外作品に多数出演するオダギリジョーが、ソルを「金子文子と朴烈」のチェ・ヒソが演じる。第16回大阪アジアン映画祭クロージング作品。
映画館で観る
Blu-ray&DVDで観る
  • 【DVD】アジアの天使

  • 【BD】アジアの天使

TVで観る

この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • フリーライター
    須永貴子
    「おじさんの天使」というモチーフが独特だが、インパクト狙いの嫌らしさがなく、キャ... もっと見る
  • 脚本家、プロデューサー、大阪芸術大学教授
    山田耕大
    石井裕也は頼もしい。失敗作と言われるものでさえ、一定の満足感を確実に与えてくれる... もっと見る
  • 映画評論家
    吉田広明
    その待機中に「生きちゃった」が、その体験を経て、母について直接的に語る「茜色」が... もっと見る

ユーザーレビュー

「アジアの天使」のストーリー

病気で妻が亡くなり、8歳のひとり息子・学を持つ青木剛(池松壮亮)は、疎遠になっていた兄(オダギリジョー)が住むソウルへ、日本から逃げるように渡っていく。兄からは韓国で仕事があると聞いていたが、兄はその日暮らしの貧しい生活を送っており、想像とは異なっていた。剛はほとんど韓国語も話せないまま、怪しい化粧品の輸入販売を手伝うことになる。一方、チェ・ソル(チェ・ヒソ)はソウルでタレント活動を行っているものの、市場のステージで誰も聞いていない歌を歌う仕事しかない。所属事務所の社長と関係を持ちながら、自分の歌を歌えない環境やうまくいかない兄や妹との関係に悩んでいた。事業に失敗した青木と兄、学たちと、資本主義社会に弾かれたソルと兄、妹たちというどん底に落ちた日韓2つの家族は、やがて共に運命を歩んでいく。

「アジアの天使」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「アジアの天使」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 2021
公開年月日 2021年7月2日
上映時間 128分
製作会社 『アジアの天使』フィルムパートナーズ (朝日新聞社=RIKIプロジェクト=D.O.CINEMA=北海道文化放送=UNITED PRODUCTIONS=ひかりTV=カラーバード)(制作プロダクション:RIKIプロジェクト=SECONDWIND FILM)
配給 クロックワークス
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
公式サイト http://asia-tenshi.jp/
コピーライト (C) 2021 The Asian Angel Film Partners

関連するキネマ旬報の記事

関連記事一覧
2021年12月上旬号 読者の映画評 「台風クラブ」岡﨑量子/「空白」三吉啓司/「アジアの天使」金澤正志
2021年7月下旬号 REVIEW 日本映画&外国映画 「アジアの天使」
キネマ旬報増刊 キネマ旬報NEXT Vol.36 ラウール「ハニーレモンソーダ」 SPECIAL ISSUE② 夏に観たい映画 池松壮亮とオダギリジョー 世代を超えて感じあった「志」の近さ 「アジアの天使」
2021年7月上旬号 2021年の石井裕也【後篇】「アジアの天使」 インタビュー 石井裕也[監督]
2021年の石井裕也【後篇】「アジアの天使」 パク・ジョンボムが語る石井裕也
UPCOMING 新作紹介 「アジアの天使」