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旧ソ連出身の鬼才セルゲイ・ロズニツァが、1930年にモスクワで行われた見せしめ裁判“産業党裁判”のアーカイヴ・フィルムから、独裁政権誕生の過程に迫ったドキュメンタリー。無実の罪を着せられた被告人と、捏造した罪で彼らを裁く権力側の共演の記録。第75回ヴェネチア国際映画祭正式出品。
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「粛清裁判」のストーリー
1930年、モスクワ。8名の有識者が西側諸国と結託し、クーデターを企てた疑いで裁判にかけられた。この、いわゆる“産業党裁判”は、スターリンによる見せしめ裁判であり、90年前に撮影された法廷は、ソヴィエト最初期の発声映画「13日(『産業党』事件)」となった。だが、それはドキュメンタリーではなく架空の物語である。新たに発掘されたアーカイヴ・フィルムには、無実の罪を着せられた被告人たちと、彼らを裁く権力側の大胆不敵な共演が記録されていた。捏造された罪と真実の罰。スターリンの台頭に熱狂する群衆の映像が加わり、再構成されたアーカイヴ映画は、権力がいかに人を欺き、群衆を扇動し、独裁政権を誕生させるかを描き出す。
「粛清裁判」の映像
「粛清裁判」の写真
「粛清裁判」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 社会派 |
製作国 | オランダ ロシア |
製作年 | 2018 |
公開年月日 | 2020年11月14日 |
上映時間 | 123分 |
製作会社 | Atoms & Void=Wild at Art |
配給 | サニーフィルム |
アスペクト比 | 4:3 |
公式サイト | https://www.sunny-film.com/sergeiloznitsa |
コピーライト | (C)ATOMS & VOID |