解説
初監督作「その夜の侍」で注目を集めた劇団THE SHAMPOO HATの赤堀雅秋が、再び自身が作・演出を手掛けた舞台劇を映画化。どこにでもいる平凡な家族・葛城家が、次男が起こした無差別殺人事件をきっかけに、崩壊へと向かってゆく。葛城家の一家を演じるのは、「64 ロクヨン」二部作の三浦友和、「さよなら歌舞伎町」の南果歩、「俳優 亀岡拓次」の新井浩文、「明烏 あけがらす」の若葉竜也。
ユーザーレビュー
「葛城事件」のストーリー
どこにでもありそうな郊外の住宅地。ボソボソと『バラが咲いた』を歌いながら、葛城清(三浦友和)は、古びた自宅の外壁に大量に落書きされた“人殺し”、“死刑”などの誹謗中傷をペンキで消している。やがて庭に移動すると、庭木にホースで水を撒きながら、ふとこの家を建てた時に植えたみかんの木になる青い実に手を伸ばす……。親が始めた金物屋を引き継いだ清は、美しい妻・伸子(南果歩)との間に2人の息子も生まれ、念願のマイホームを建てる。思い描いていた理想の家庭を築き上げたはずだった。しかし、その想いの強さが、家族を抑圧的に支配するようになっていたことに、清は気付いていなかった。長男・保(新井浩文)は、子供の頃から従順でよくできた子供だったが、対人関係に悩み、会社からのリストラを誰にも言い出せずにいた。堪え性がなく、アルバイトも長続きしない次男・稔(若葉竜也)は、ことあるごとに清から責められ、理不尽な想いを募らせる。そんなある日、清に言動を抑圧され、思考停止のまま過ごしていた伸子が不満を爆発させ、稔と共に家出。これをきっかけに、葛城家は一気に崩壊へと向かってゆく。稔が無差別殺人事件を起こして8人の人間を殺傷、死刑宣告を受けてしまう。次第に精神のバランスを崩し、廃人のようになってゆく伸子。さらに、死刑制度反対を訴える女性・星野順子(田中麗奈)が、稔と獄中結婚するが……。
「葛城事件」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「葛城事件」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2016 |
公開年月日 | 2016年6月18日 |
上映時間 | 120分 |
製作会社 | 「葛城事件」製作委員会(ファントム・フィルム テレビマンユニオン コムレイド)(製作プロダクション:テレビマンユニオン) |
配給 | ファントム・フィルム |
レイティング | PG-12 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
公式サイト | http://katsuragi-jiken.com/ |
コピーライト | (C)2016「葛城事件」製作委員会 |
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