ボウイ&キーチ

ぼういあんどきーち
上映日
1974年9月21日

製作国
アメリカ

制作年
1974
レーティング
ジャンル
ドラマ

check解説

大恐慌の風が吹きあれる1930年代のミシシッピーを舞台に、銀行強盗でその日の糧を得ながら生きる若いアウトロー郡像を描く。製作総指揮はジョージ・リットー、製作はジェリー・ビック、監督は「ロング・グッドバイ」のロバート・アルトマン、脚本はカルダー・ウィリンガム、ジョーン・テュークスベリー、アルトマンの共同、原作はエドワード・アンダースン、撮影はジーン・ブフティーが各々担当。出演はキース・キャラダイン、シェリー・デュヴァル、ジョン・シャック、バート・レムゼン、ルイーズ・フレッチャーなど。
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「ボウイ&キーチ」のストーリー

1930年のミシシッピー。不況を反映して街には失業者があふれ、世相は退廃していた。刑務所暮らしに耐えられなくなった3人の男、ボウイ・バウァーズ(キース・キャラダイン)、チェカマウ(ジョン・シャック)、テイダヴ(バート・レムゼン)がミシシッピーの刑務所から脱獄した。タクシーの運転手から車を奪い、森の中へ逃げ込んだものの捜査は厳しく、3人は再会の場所を約束してバラバラに逃亡することにした。ボウイは鉄道の下で一夜を明かし、翌日、チェカマウの親戚のガソリン・スタンドで3人は落ち合った。再び自由の身となった男たちはさすがにその喜びを隠せず、これからの銀行強盗の計画を嬉々として語り合った。3人の荒くれ男たちの面倒は、この家の娘キーチ(シェリー・デュヴァル)がみてくれた。やせて、うつろな眼をしていつもコーラばかり飲んでいる女の子だが、キーチは二言、三言、言葉を交わしただけで心を惹かれるものを感じた。数日後開始した銀行強盗は何なく成功し、3人は慎重をきして宿替えした。今度の落ち着き先は、テイダヴの弟の妻であるマティー(ルイーズ・フレッチャー)の家だった。ここに移ってからも銀行強盗で大儲けする彼らは新聞で騒がれているのを喜び合った。しかし活動拠点を一ヶ所に固定することがどんなに危険なことかを知っていた3人は、今度は一旦トリオを解散し、再会の日を決めてそれまでは別行動をとることにした。ボウイとチェカマウがそれぞれの行き先へ車を走らせている途中、ボウイは交通事故を起こし、怪我をしてしまった。チュカマウは最初に落ち合ったガソリン・スタンドにボウイを運び込み、姿をくらました。ボウイは薄暗い物置小屋の片隅の薄汚いベッドの上に傷ついた身を横たえた。翌朝、血まみれで眠っているボウイの顔を、キーチが自分のカーディガンを水に濡らしてそっと拭いた。このことがきっかけとなって2人はうちとけあい、その夜一夜を共にして愛情を確かめ合った。数日後、2人は人眼を忍ぶように人里離れた山小屋に移った。キーチは相変わらずコーラを飲み続けたが、生まれて初めて味わう幸福な家庭生活だった。だが、ボウイは再び仕事に出かけなけれがならない。約束の場所のテイダヴの家で、彼は姪と一緒に生活していて幸福そうだったし、酒ぐせの悪いチェカマウは例によってベロベロに酔っ払っていた。銀行強盗は何なく成功し、ボウイはキーチが待つ山小屋へと向かったが、その途中車のラジオで、警官隊と撃ちあってテイダヴが射殺されチェカマウが逮捕されたことを知った。身の危険を感じたボウイはキーチを連れて山小屋を去り、マティーが経営しているモーテルへしばらく身を蜜めることにした。そして妊娠しているキーチを残し、ボウイはチェカマウを助けるために収容所へと向かった。ボウイは大胆不敵な計画で署長を人質にチェカマウを助けだしたものの、興奮しきっているチェカマウは署長を射殺し、ボウイに当たりちらした。激怒したボウイはチェカマウを車から降ろし、そのままキーチが待つモーテルへと向かった。だがそこには、マティーの通報を受けた十数人の警官隊が待ち受け、ボウイがモーテルに入ると一斉射撃を開始した。その轟音は一帯に響き渡り、家は今にも崩壊してしまいそうな凄まじさだった。一瞬の出来事だった。キーチはそのとき、マティーの家でコーラを飲んでいたが、ただただ唖然とし、ボウイの名前を叫ぶだけだった。

「ボウイ&キーチ」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「ボウイ&キーチ」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1974
公開年月日 1974年9月21日
製作会社 ジェリー・ビック/ジョージ・リットー・プロ作品
配給 ユナイト映画
レイティング
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ

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