ニッケルオデオン

にっけるおでおん Nickelodeon
上映日
1982年8月6日

製作国
アメリカ

制作年
1976
上映時間
122分

ジャンル
ドラマ

check解説

アメリカの映画草創期に生きた人間たちの映画に託した夢と人生を描く。製作はアーウィン・ウィンクラーとロバート・チャートフ、監督は「ペーパー・ムーン」のピーター・ボグダノヴィッチ、脚本はW・D・リクターとボグダノヴィッチ、撮影はラズロ・コヴァックス、音楽はリチャード・ハザードが担当。スタント監修を現在は監督に転向しているハル・ニーダムが手掛けている。出演はライアン・オニール、バート・レイノルズ、テイタム・オニール、プライアン・キース、ステラ・スティーヴンス、ジェーン・ヒッチコックほか。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
  • 【DVD】ニッケルオデオン

  • 【BD】ニッケルオデオン

  • 【DVD】ニッケルオデオン

  • 【DVD】ニッケルオデオン

  • 【DVD】ニッケルオデオン

TVで観る

ユーザーレビュー

「ニッケルオデオン」のストーリー

1910年頃のシカゴ。民事裁判所で離婚訴訟に負けてほうほうのていで逃げ出して来た若き弁護士のレオ・ハリガン(ライアン・オニール)。その途中、喧嘩に出くわして首を突っ込むとそこは映画の世界、活動屋たちの巣窟のひとつキネグラフ社。社主のH・H・コッブ(ブライアン・キース)にスパイと間違えられたハリガンは汗だくの弁明。それもその筈、大資本の活動屋にとって隆盛を誇る映画産業に、雨後のたけのこのように群らがる不逞の輩はしゃくの種、ありとあらゆる妨害活動に出てくるのだ。そこはどっこいマイナーの雄キネグラフ社、知恵をしぼって応戦中だった。そこにカリフォルニアの撮影班から、「監督がいなくなった」と連絡が入り、どういう訳かハリガンが出向くことになった。シカゴ駅で汽車に乗り込み、キャスリン・クック(ジェーン・ヒッチコック)という可愛い踊り子に一目惚れ、ニューヨークに向かうという彼女としばしの語らい。そのキャスリン、ニューヨークでは、カウボーイ・スタイルのバック・グリーンウェイ(バート・レイノルズ)にも一目惚れされる。さて、撮影現場に到着したハリガン、不愛想な少女フォーサイト(テイタム・オニール)に迎えられ、どういう巡りあわせかキャスリンとバックも役者として参加し映画は完成する。大都会ロサンゼルスに来た一行は、ニッケルオデオン(5セント劇場)で自作を鑑賞。ズタズタにされた我が作品に怒ったハリガン、独力で西部劇「混血児」の製作に入る。資本家どもをあっといわせてやる、その意気高く、才低く、思惑通りには進まない。ハリガンとバックの友情にも秋風が吹き始める。大監督D・W・グリフィスの「国民の創生」のプレミア試写会に出かけたハリガン、バック、コッブ。当時としては破格の大長編の12巻もの、その精神、その技術に、3人はしたたかに打ちのめされた。

「ニッケルオデオン」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「ニッケルオデオン」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1976
公開年月日 1982年8月6日
上映時間 122分
製作会社 ロバート・チャートフ=アーウィン・ウィンクラー・プロ作品
配給 日本ヘラルド
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ

関連するキネマ旬報の記事

関連記事一覧
2022年4月上旬号 追悼 ピーター・ボグダノヴィッチ 「ニッケルオデオン」再評価
1982年7月上旬号 特集 ニッケルオデオン コメント集
特集 ニッケルオデオン ボグダノヴィッチの世界
特集 ニッケルオデオン 監督 インタビュー
特集 ニッケルオデオン 分析採録
グラビア ニッケルオデオン
1982年9月下旬号 外国映画批評 ニッケルオデオン
外国映画紹介 ニッケルオデオン
1982年6月上旬号 試写室 ニッケルオデオン

今日は映画何の日?

注目記事