スイッチを押すとき

すいっちをおすとき
上映日
2011年9月17日

製作国
日本

制作年
2011
上映時間
110分

レーティング
一般映画
ジャンル
サスペンス・ミステリー ドラマ

check解説

『リアル鬼ごっこ』の山田悠介の同名小説を映画化。子供の心臓に起爆装置を埋め込み自殺に至る過程を観察する実験で、7年もの間生き続けた被験者たちと対峙する看守の秘密を描くサスペンス。出演は、「シュアリー・サムデイ」の小出恵介、「風が強く吹いている」の水沢エレナ。監督は、「RISE UP」の中島良。
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ユーザーレビュー

「スイッチを押すとき」のストーリー

10代の自殺が激増した20XX年、国家は青少年自殺抑制プロジェクトを発足させる。それは、全国からランダムに選ばれた10歳の子供たちを監禁し、心臓に埋め込んだ起爆装置のスイッチを持たせ、自殺に至る心理を観察するというものだった。多くの子供たちは孤独と恐怖に耐えきれず、2、3年でスイッチを押していった。実験が終了したYSC施設は次々と閉鎖されていったが、YSC横須賀では、優しく芯の強い真沙美(水沢エレナ)、気弱な直斗(佐野和真)、喧嘩っ早い尋(真司郎)、行動的な亮太(太賀)、車椅子生活を送りながら絵に感情をぶつける君明(阪本奨悟)、両親への想いに生きる愛子(菅野莉央)の6人の子供たちが7年もの間、所長の佃(西村雅彦)にスイッチを押すよう罵倒される極限状態のなかで生きていた。そんなYSC横須賀に、看守・南洋平(小出恵介)が赴任してくる。長年の恐怖から大人たちに心を閉ざして笑顔を失っていた6人を、南はナンバーではなく名前で呼び、笑顔で彼らに近づいていく。6人は、初めて人間らしく扱われることに戸惑う。真沙美は直感で南にあやしいものを感じるが、他の子供たちは次第に南に心を開いていく。しかし、愛子と尋が相次いでスイッチを押す。7年も一緒に過ごした仲間を突然失ったことに、ショックを受ける真沙美たち。そんな彼らを明るくさせようと振る舞う南に対し、真沙美はかつて抱いた不信感を打ち消す。しかしそんなとき、亮太がゴミの中から、尋が南に託したはずの手紙を見つける。亮太がみんなの前で南を激しく問い詰めるなか、南は不気味な笑みを漏らす。南は全国のYSCを転々とし、閉鎖させてきた男だった。最初に被験者に希望を与え、それを奪うのが彼のやり方だった。しかし南には、そうせざるを得ない秘密があった。そして真沙美がその秘密に気づいたとき、みんなを巻き込む悲劇が起こる。

「スイッチを押すとき」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「スイッチを押すとき」のスペック

基本情報
ジャンル サスペンス・ミステリー ドラマ
製作国 日本
製作年 2011
公開年月日 2011年9月17日
上映時間 110分
製作会社 「スイッチを押すとき」製作委員会(制作プロダクション DHE)
配給 フェイス・トゥ・フェイス=リベロ
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
音量 DTS

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