無防備

むぼうび
上映日
2009年10月10日

製作国
日本

制作年
2008
上映時間
88分

レーティング
R-18
ジャンル
ドラマ

check解説

田舎の工場で働く30代の主婦の前に出産間近の妊婦が現れたことで、心の闇が露わになっていく人間ドラマ。監督は『隼』の市井昌秀。出演は『隼』の森谷文子、監督の妻で撮影時実際に妊婦であった今野早苗、「鍵穴通りでサヨウナラを」の柿沼菜穂子、「ラストゲーム 最後の早慶戦」の西本竜樹など。第13回釜山国際映画祭グランプリ受賞作。
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「無防備」のストーリー

田園風景の中に、ポツンと佇むプラスチック工場。30代の主婦、律子(森谷文子)が、巨大な機械から生み出される欠陥品を仕分け、機械の調整をし、製品を運ぶ。そんな単調な作業を繰り返す毎日を律子は送っていた。家では夫・礼二(西本竜樹)との会話はほとんどなく、寝室を別にする冷え切った関係が続いている。ある日、お腹を大きく張り出した妊婦の千夏(今野早苗)が、定職に就けない夫・吾郎(朝真裕稀)を支えるために臨時パートとして工場に入社してくる。律子は千夏に工場の仕事を親身になって教え、そんな律子を千夏は姉のように慕うのだった。工場からのあぜ道を肩を並べて一緒に帰り、公園や浜辺で語らう律子と千夏。二人の間には、ほのかな絆が生まれつつあった。そして千夏との出会いが律子の心の殻を剥がし、徐々に変化を起こしていく。律子は、目一杯おしゃれをし、気合いを入れた手料理を作り、礼二との関係を修復しようと努力を重ねる。しかし、彼女の気持ちは届かず、礼二は相変わらず冷たい態度をとるだけであった。そんな中、千夏が吾郎と幸せそうに過ごす姿を垣間見た律子は、押し殺していた感情が沸々と噴出してくる。「あなたが普通にできることが、私にはできない……」。千夏の存在が律子の心を乱し始め、やがてその暗い闇が膨れ上がっていくのだった……。

「無防備」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「無防備」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 2008
公開年月日 2009年10月10日
上映時間 88分
製作会社 「無防備」製作委員会(M.ICHII=CLEO=エスピーオー)
配給 エスピーオー=マジックアワー
レイティング R-18
アスペクト比 不明
カラー/サイズ カラー
音量 不明

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