勝利への脱出

しょうりへのだっしゅつ Escape to Victory
上映日
1981年12月12日

製作国
アメリカ

制作年
1981
上映時間
116分

レーティング
一般映画
ジャンル
ドラマ

check解説

占領下のパリで行なわれることになったドイツ・ナショナル・チームと連合軍捕虜選抜軍のサッカー・ゲームとそれを利用して脱走を試みる連合軍のならず者たちの姿を描く。製作はフレディ・フィールズ、監督は「王になろうとした男」のジョン・ヒューストン、脚本はエヴァン・ジョーンズとヤボ・ブロンスキー、撮影はゲリー・フィッシャー、音楽はビル・コンティ、ゲーム・シーン、監督はロバート・ライガーが各々担当。出演はシルヴェスター・スタローン、マイケル・ケイン、ぺレ、マックス・フォン・シドー、キャロル・ローレ、ボビー・ムーア、アミドゥー、ダニエル・マッセイなど、
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
  • 【DVD】勝利への脱出

  • 【DVD】勝利への脱出

  • 【DVD】勝利への脱出

  • 【DVD】勝利への脱出

  • 【DVD】勝利への脱出

TVで観る
2024年5月13日放送
テレビ東京

ユーザーレビュー

「勝利への脱出」のストーリー

1943年。第2次大戦下のドイツ南方ゲンズドルフ収容所。そこでは、捕虜になった連合軍兵士たちが、鉄条網の中で、ボール・ゲームに暮れる絶望的な日々を送っていた。そんな捕虜たちの中に、目立って機敏なゲームぶりを発揮する男がいた。米軍大尉ハッチ(シルヴェスター・スタローン)だ。彼らの様子をじっとみつめる者がいた。ドイツ情報将校フォン・シュタイナー(マックス・フォン・シドー)で、彼はふと、ドイツ・ナショナル・チーム対連合軍捕虜のサッカー試合を思いついた。戦前、英国ナショナル・チームのリーダーとして活躍していた捕虜のリーダー、コルビー大尉(マイケル・ケイン)は、このプランを受け入れ、条件として、ドイツ各地の捕虜収容所からの選抜でチームを組むことを要求した。その中には、サッカーの経験のないハッチの名もあった。コルビーは、このサッカー・ゲームを利用した巨大な脱走プランを練っていたのだ。一方、ドイツ軍上層部は、この試合をイベントとして対外宣伝に利用しようとしていた。捕虜チームの猛練習がはじまった。イギリスのテリー(ボビー・ムーア)など各国から、ならず者たちが集まるが、団結固い彼らに、部外者だったトリニダードのルイス(ペレ)がチームに参加した。サッカー経験のないハッチはルール違反でチームをタジタジにさせるが、彼は予定通り収容所を脱走し、パリでレジスタンス組織の美しい娘レニー(キャロル・ローレ)と接し、計画の全貌を知らされた。パリ郊外のコロムビア・スタジアムの選手の控え室の真下から外部に通じるトンネルを掘り、ゲームの最中に全員脱走という作戦だ。翌日収容所に戻ったハッチは仲間に詳細を告げ、ゲームではロール・キーパーの任についた。パリのスタジアムは観衆で埋めつくされ、ゲームは開始された。白熱のゲームが展開され劣勢に立つ連合軍チーム。計画では、ハーフ・タイムで控え室に戻った時、全員脱走するということだったが、試合を続行させたいルイスたちは、途中で計画を無視し、試合に戻ってしまった。そして、見事逆点優勝。喜ぶ大観衆は、そのまま興奮してグラウンドに乗り出し、連合軍チームの選手たちを取りまき、そのまま外へと誘導するのだった。

「勝利への脱出」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「勝利への脱出」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1981
公開年月日 1981年12月12日
上映時間 116分
製作会社 ロリマー・プロ
配給 冨士映画
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
音量 ドルビー

関連するキネマ旬報の記事

関連記事一覧
2020年8月下旬号 戦後75年特別企画 現代(いま)につなげる戦争の映画 「勝利への脱出」
1981年6月下旬号 スペシャル・セレクション 勝利への脱出
1981年9月下旬 キネ旬試写室 勝利への脱出
1981年11月上旬号 特別グラビア決定!82年正月映画特集 レイダース・失われた聖櫃/タイタンの戦い/類猿人ターザン/ミスター・アーサー/マッドマックス2/女の都/エンドレス・ラブ/キャノンボール/ジョージア/ジェラシー/勝利への脱出/愛が聞こえる/ビアンカの大冒険・ねずみのレスキュー隊
1981年12月上旬号 グラビア 勝利への脱出
特集 「勝利への脱出」 評論
特集 「勝利への脱出」 ロリマー映画の足跡
特集 「勝利への脱出」 脱走映画の系譜
特集 「勝利への脱出」 ジョン・ヒューストン論
特集 「勝利への脱出」 分析採録
1982年1月上旬号 外国映画批評 勝利への脱出
外国映画紹介 勝利への脱出