ここが見どころ
奇妙な共同生活を通じて人間の本質を描く群像喜劇。本作を含む長編作品が立て続けに国際映画祭で特集上映され、国内外で注目を集める石井裕也が大阪芸術大学卒業制作として手掛けた長編第1作。第29回ぴあフィルムフェスティバルグランプリ、第26回バンクーバー国際映画祭ドラゴン&タイガー・ヤングシネマ・アワード正式出品。
この作品のレビュー
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「剥き出しにっぽん」のストーリー
小松太郎(登米裕一)は、情緒不安定でマッチョ主義者で、女々しくてお爺ちゃん子で、なかなか物事を自分の思い通りにできない若者。そんな太郎は高校を卒業すると、突然、自給自足の生活をしていくことを決意する。そして、大好きだけど、そのことをはっきり伝えられないでいた洋子(二宮瑠美)を誘う。太郎と洋子は畑仕事をしながら、ボロボロのひなびた一軒家で暮らすことになった。しかしそこになぜか、リストラされたばかりの太郎の父親もついてきてしまう。こうして3人の、奇妙な共同生活が始まった。それは土着性があり、牧歌的でおおらかな香りのする日々であった。さらに太郎が1人で励むマスターベーションを後押しする、ユニークな祖父との関係や、親子の反発と和解の過程などを通じ、家族の絆と再生の様子や、剥き出しの人間の姿が、パワフルでありながら、繊細に描かれていく。
「剥き出しにっぽん」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2005 |
公開年月日 | 2008年5月31日 |
上映時間 | 91分 |
配給 | チャベスシネマ |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー |