美しき運命の傷痕

うつくしきうんめいのきずあと Hell
上映日
2006年4月8日

製作国
フランス イタリア ベルギー 日本

制作年
2005
上映時間
102分

レーティング
ジャンル
ドラマ

check解説

22年前に起こった不幸な出来事で父親を失った三姉妹が、愛の地獄でさ迷い、もがき苦しみながら運命を受け入れて再生する姿を、繊細かつ熱情的に描く。ポーランドの名匠クシシュトフ・キェシロフスキ監督がダンテの『神曲』に着想を得て構想した三部作「天国」「地獄」「煉獄」のうちの「地獄」編に当たる。この遺稿を「ノー・マンズ・ランド」のダニス・タノヴィッチ監督が映像化した。出演は「Mの物語」のエマニュエル・ベアール、「百貨店大百科」のカリン・ヴィアール、「レセ・パセ 自由への通行許可証」のマリー・ジラン。
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「美しき運命の傷痕」のストーリー

夫の浮気に悩む長女ソフィ(エマニュエル・ベアール)。身体の不自由な母の面倒をみて、孤独な日々を重ねる次女セリーヌ(カリン・ヴィアール)。年の離れた大学教授フレデリックと不倫関係にある三女アンヌ(マリー・ジラン)。彼女たちは、22年前に起きた悲劇によって父親を失った。そしてその悲劇は、彼女たちの人生に強い影響を及ぼしていた。ソフィは夫と愛人をホテルまで尾行して嫉妬に身もだえる。アンヌはフレデリックから突然に別れを告げられ、訪れた産婦人科で彼の急死を伝える新聞記事を読み、悲しみに震える。ある朝、セリーヌは見ず知らずの男に通りで話しかけられるが、ふり切って家へと急ぐ。22年前、教師をしていた父親と全裸の男子生徒が研究室で一緒にいるところを、母(キャロル・ブーケ)とセリーヌは目撃した。告発された父親は刑務所送りとなった。出所して家へ戻って来た父を母は中に入れず、父は自殺したのだった。そして、セリーヌに声をかけてきた男こそ、22年前にあの現場にいた男の子、セバスチャンだった。その夜、家の向かいのカフェにセバスチャンの姿を見つけたセリーヌは、彼に話しかける。彼は彼女に詩を詠む。孤独だったセリーヌの心にかすかな変化が起こり、恋の兆しさえ感じ始める。別の日、セバスチャンはセリーヌを訪ね、あの事件について告白をしようとする。それは彼女たちにとって、思いもよらない真実だった。

「美しき運命の傷痕」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「美しき運命の傷痕」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 フランス イタリア ベルギー 日本
製作年 2005
公開年月日 2006年4月8日
上映時間 102分
製作会社 アサップ・フィルムズ
配給 ビターズ・エンド
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ

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