「ルイーズに訪れた恋は…」のストーリー
ルイーズ(ローラ・リニー)は、コロンビア大学芸術学部の入学選考部で部長を務める39歳独身。同大学の教授ピーター(ガブリエル・バーン)と離婚したばかり。毎日大量の入学願書と絵画に目を通し、平凡だけれども充実した生活を送っていた。そんなある日、彼女は一通の入学願書を目にし、衝撃を受ける。そこには高校時代交通事故で亡くなった初恋の彼スコット・ファインスタウトと同じ名が記されていたのだ。ルイーズは、彼に会いたい一心で特別に個人面接をセッティング。面接に現れた学生スコット(トファー・グレイス)は、20年前に亡くなった恋人、そのものだった。顔だけでなく声や癖まで同じだったのだ。青春時代の想いが蘇り、ルイーズは息が止まりそうになる。スコットが描いた絵は、どれも目を見張るほどの素晴らしさで、面接が進む中ルイーズは初恋の彼スコットと一緒にいるような気分になる。そんな二人が恋に落ちるのに時間はかからなかった。二人は楽しい時間を過ごすのだが、その一方で彼女は、スコットにとって自分は大学に入学するための道具でしかないのではないか、自分は彼には年上すぎるのではないかと、一抹の不安を抱いていた。ルイーズの高校時代の同級生で親友のミッシー(マーシャ・ゲイ・ハーデン)は、ルイーズに恋人ができたことを察知し、本人から聞きだそうとする。しかし、高校時代ルイーズと付き合っていたスコットを奪ったのがミッシーだったので、ルイーズは彼女にスコットのことをひた隠しにする。偶然にもミッシーがルイーズの部屋に電話した際にスコットが電話に出、彼女はスコットの存在を知る。遂にルイーズは初恋の彼のことを、スコットに告白する……。