コーチ・カーター

こーちかーたー Coach Carter
上映日
2005年8月6日

製作国
アメリカ

制作年
2005
上映時間
136分

レーティング
ジャンル
ドラマ

check解説

1999年にハイスクールのバスケットボール・チームで実際に起こり、アメリカ中に波紋を投げかけた出来事を映像化。卒業後、犯罪者となる卒業生も少なくない落ちこぼれ高校を舞台に、バスケットボールを通じて生徒たちに未来を生き抜く力を授けた実在のコーチを描いた異色の学園ドラマ。カーターを演じるのは、「パルプ・フィクション」「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」などで圧倒的な存在感を発揮するサミュエル・L・ジャクソン。
映画館で観る
Blu-ray&DVDで観る
  • 【DVD】コーチ・カーター スペシャル・コレクターズ・エディション

  • 【DVD】コーチ・カーター スペシャル・コレクターズ・エディション

  • 【DVD】コーチ・カーター スペシャル・コレクターズ・エディション

TVで観る

ユーザーレビュー

「コーチ・カーター」のストーリー

4勝22敗。ケン・カーター(サミュエル・L・ジャクソン)がコーチを引き受けた時、リッチモンド高バスケットボール・チーム、オイラーズの成績は惨憺たるものだったが、一番の問題は選手たちの意識にあった。反抗的なクルーズ(リック・ゴンザレス)、GFのキーラ(アシャンティ)が妊娠しているケニヨン(ロブ・ブラウン)、お調子者のワーム(アントウォン・タナー)、文字すら上手く読めないジュニア(ナナ・グベウォニョ)、父親が服役中のライル(チャニング・テイタム)…。環境の良くない街で育った彼らは自分の将来を考えることもなく、仲間同士の衝突が絶えなかった。同校のOBで、かつて全米代表にも選ばれたカーターが最初にしなければならなかったのは、まず規律を守らせること。「それが社会で勝つことのカギだ」と、選手たちに3つの“契約”を突きつけた。「ルール1:学業で、決められた点数以上の成績を収めること」「ルール2:授業にはすべて出席し、一番前の席に座ること」「ルール3:試合の日には上着とネクタイを着用すること」。契約を守らなければゲームには出さないという命令に、クルーズが捨てゼリフとともにコートを去り、残ったメンバーにカーターの激しいトレーニングが始まった。その厳しさは、チームに加わった息子のダミアン(ロバート・リチャード)にも、一切容赦はしないほどだった。練習は徐々に本格的となり、カーターも部員たちの心をつかみつつあった。迎えた新生オイラーズ第一戦。チームが大逆転で勝利を収めた時、観客の中にはクルーズの姿もあった。ドロップアウトした彼には、かつての仲間が輝いて見えていたのだ。そして翌日、彼はコートに現れる。「戻るにはどうしたら?」、「腕立て2500回、ダッシュ1000本。金曜までに!」。再生を賭けたクルーズの戦いが始まった。そして金曜日。クルーズはノルマをクリアできずにいたが、そのとき仲間たちが立ち上がる。彼の足りない分までダッシュと腕立てを始めたのだ。そんな姿を見て、カーターはチームがひとつになる瞬間を感じるのだった。勢いに乗ったチームの連勝とともに、選手たちは有頂天になっていった。しかし、それはカーターが目指した姿ではない。勝利に酔う選手たちに「勝つだけではダメだ!」と主張するカーターと、部員の進学など考えずコーチに専念するよう要請する校長との対立が、次第に露になっていく。チームの好成績が認められ、オイラーズは地区大会に進出することになった。決勝戦は奇跡の逆転勝利! 高揚した気持ちを抑えきれない選手たちは、宿舎を抜け出してパーティーに繰り出す。そこに乗り込んで来たカーターが見たものは、酒と女に溺れ、我を忘れている部員たち。勝利よりも子供たちの将来を考えてきたカーターの努力は、全く別の結果を生んでしまった。追い討ちをかけるように、部員たちの「学業進度報告書」がカーターを待っていた。それらのほとんどが「不合格」、「要個別指導」ばかり。カーターは、「契約した条件を満たすまで体育館を閉鎖する」と宣言。コートをロックアウトし、試合も放棄する決定を下す。それがチームにとって今シーズン初めての敗戦となる。それは当然のように校内をはじめ街中からも不満の声が上がり、マスコミが大挙して学校に押し寄せて来る。すでに事態はアメリカ中に、波紋を広げていくのだった。

「コーチ・カーター」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「コーチ・カーター」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 2005
公開年月日 2005年8月6日
上映時間 136分
配給 UIP
レイティング
カラー/サイズ カラー

関連するキネマ旬報の記事

関連記事一覧
2005年8月下旬特別号 キネ旬チョイス 「コーチ・カーター」 作品評
キネ旬チョイス 「コーチ・カーター」 サミュエル・L・ジャクソン インタビュー

今日は映画何の日?

注目記事