解説
北京市郊外に実在するテーマパーク”世界公園“に所属するダンサーたちの日常を中心に描く人間ドラマ。監督・脚本は「青の稲妻」のジャ・ジャンクー。撮影はジャンクー作品をずっと手掛けるユウ・リクウァイ。音楽は「ミレニアム・マンボ」のリン・チャン。出演は「プラットホーム」「青の稲妻」のチャオ・タオ、「思い出の夏」のチェン・タイシェン、ジャンクー作品の常連であるワン・ホンウェイほか。
ユーザーレビュー
「世界」のストーリー
テーマパーク”世界公園“に所属するダンサーのタオ(チャオ・タオ)は、同僚たちから姐さんと慕われている26歳。公園の守衛主任であるタイシェン(チェン・タイシェン)は彼女の恋人だが、タオの元恋人リャンズー(リャン・チントン)と会って嫉妬心を抱いたりなど、関係はどこか不安定。そんなある時、タイシェンは同郷の先輩から偽の身分証を作るように頼まれ、また、借金を作って逃げた男のもとに、その姉のチュンを連れて行くように命令される。チュンに心惹かれるタイシェンだが、パリに住む夫がいる彼女は彼の誘いをかわした。やがてホテルに泊まったタオとタイシェンは、その夜初めて結ばれる。一方、タオの後輩ダンサーであるウェイ(ジン・ジュエ)は、恋人ニュウ(チャン・チョンウェイ)の嫉妬深さに堪忍袋の緒が切れ、別れを宣言。するとニュウは発作的に自分のジャケットに火をつけてしまう。まもなく2人は結婚を決意した。ある日の散歩中、タオはダンサーのヨウヨウ(シャン・ワン)と親会社の重役の不倫現場を目撃。そのあとヨウヨウは新しい団長に抜擢された。タオはタイシェンに自分たちの結婚の話を持ち掛けてみるが、彼は何も答えない。ウェイとニュウの結婚後、タオは新婚旅行中のウェイの新居に寝泊りしていた。そこを訪れるタイシェン。明け方、男女2人が一酸化炭素中毒で倒れていると近所の住人たちが騒ぐ。中庭に運びだされたタオとタイシェンの上に、今年の初雪がちらちらと降り始めるのだった。
「世界」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「世界」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 フランス 中国 |
製作年 | 2004 |
公開年月日 | 2005年10月22日 |
上映時間 | 133分 |
製作会社 | バンダイビジュアル=TOKYO FM=電通=テレビ朝日=ビターズ・エンド=ルーメン・フィルムズ=エクストリーム・ピクチャーズ=オフィス北野 |
配給 | ビターズ・エンド |
レイティング | |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
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