蝶採り

ちょうとり The Butterfly Hunt
上映日
2004年6月19日

製作国
フランス ドイツ イタリア

制作年
1992
上映時間
118分

レーティング
ジャンル
ドラマ

check解説

グルジア出身の名匠、オタール・イオセリアーニ監督の1992年の作品で、ナルダ・ブランシェは監督のパリの自宅の近所に住む老婦人をキャスティング。撮影はフランス映画界の名カメラマンで、現在イオセリアーニとコンビを組んでいるウィリアム・ルプシャンスキー。美術スタッフ兼キャストにはエマニュル・ド・ショヴィニ。この三人がコラボレートした記念すべき第一作。古い城館でのんびりと余生を楽しむ二人の老婦人と、彼女らの城館を売却しようとたくらむ隣人や親族たち。老婦人と隣人・親族の姿を対比させて、人を変えてしまうお金の力とはかなさ、予測のつかない人生の不思議さとおかしさが描かれる。
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「蝶採り」のストーリー

フランス郊外の古い城館に、持ち主であるマリ=アニエス・ド・バイオネット(タマーラ・タラサシヴィリ)と彼女のいとこ(ナルダ・ブランシェ)が召使と共に住んでいる。車椅子に乗っているマリ=アニエスは城内でピストル射撃を、いとこは町のオーケストラに参加したり、弓を使って池で魚を獲ったり、屋外でゲームを楽しんだりと、二人はそれぞれのんびりと日々の暮らしをエンジョイしている。彼女たちのお隣さんは公証人アンリ・ド・ランパデール(アレクサンドル・チェルカソフ)。現在、彼の館には、大金持ちのマハラジャ(サシャ・ピアティゴルスキ)が滞在している。アンリは、老婦人たちの城館を日本企業に売却斡旋しようとたくらんでいるが、マリ=アニエスのいとこはかたくなにこれを拒否。ところがそんなある日、城館に亡き将官(オタール・イオセリアーニ)の霊が現れマリ=アニエスが急死してしまった。葬式に合わせてロシアからマリ=アニエスの妹エレーヌとその家族もやってくる。遺族が揃ったところで公証人アンリの口からマリ=アニエスの遺言が発表される。その内容は「遺産はすべて妹のエレーヌに」というものだった。葬儀が終わり、マリ=アニエスのいとこの老婦人はマハラジャと一緒に旅に出る。しかし彼らが乗った汽車はテロリストによって爆破されてしまい、彼らはあっけなく死んでしまう。二人の老婦人の亡き後、城館は日本企業に売却された。

「蝶採り」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「蝶採り」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 フランス ドイツ イタリア
製作年 1992
公開年月日 2004年6月19日
上映時間 118分
製作会社 ピエール・グリース・プロダクション=ソダペラーガ・プロダクション=フランス3シネマ=メトロポリス・フィルムプロダクション=ベスト・インターナショナル
配給 ビターズ・エンド
レイティング