キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
きゃっちみーいふゆーきゃん Catch Me If You Can解説
実在の天才少年詐欺師と、彼を追うFBI捜査官を描く小粋なクライム・コメディ。監督・製作は「マイノリティ・リポート」のスティーヴン・スピルバーグ。脚本は「ラッシュアワー2」のジェフ・ネイサンソン。原作は主人公のモデルとなったフランク・W・アバグネイルによるベストセラー。撮影は「マイノリティ・リポート」のヤヌス・カミンスキー。音楽も「マイノリティ・リポート」のジョン・ウィリアムス。出演は「ギャング・オブ・ニューヨーク」のレオナルド・ディカプリオ、「ロード・トゥ・パーディション」のトム・ハンクス、「アメリカン・スウィートハート」のクリストファー・ウォーケン、「フリーマネー」のマーティン・シーン、「エステサロン/ヴィーナス・ビューティ」のナタリー・バイ、「パール・ハーバー」のジェニファー・ガーナーほか。
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この作品のレビュー
ユーザーレビュー
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如庵
実在した稀代の詐欺師アバグネイルの生い立ちから、その犯罪経歴、ルパン三世に対する銭形警部のようなカールとの逮捕劇が絶妙なカメラワークで映像化されている。最後に後日談が明かされるが、とても後味の良い映画。
デカプリオとトム・ハンクスの二人の名優が繰り広げる演技も素晴らしい。
詐欺犯とそれを追うFBI捜査官の奇妙な友情を違和感なく納得させてしまう。
スタートは違っても、人生にはセカンド・チャンスも許されてしかるべき
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」のストーリー
1963年、NY州ブロンクスヴィル。16歳のフランク・アバグネイル・ジュニア(レオ ナルド・ディカプリオ)は、両親の離婚のショックから家を飛び出し、生きるために小切手詐欺を思いつく。だが偽造小切手は怪しまれやすい。そこでパイロットの制服を手に入れた彼は、人々をあざむきつつ、提携する航空会社の飛行機で世界中をタダで飛び回る。やがてFBIが動き出す。ベテラン捜査官のカール・ハンラティ(トム・ハンクス)は躍起になって犯人を追うが、なかなか正体をつかめない。そんな中、フランクは偶然行った病院で新米看護婦ブレンダ(エイミー・アダムス)に一目惚れし、その瞬間、小児科医に変身。病院に就職してしまう。ブレンダの心も手に入れ、彼女の父親(マーティン・シーン)が検事だと知ると、今度は弁護士になりすまし、ブレンダの父が経営する法律事務所に就職。だがブレンダとの婚約パーティーの時、ついにカールらFBIが乗り込んできた。フランクはブレンダにすべてを話して逃げたが、彼女に裏切られ、ついに逮捕されてしまう。しかしフランクは、偽造小切手を見破る能力を高く評価され、FBIで働くようになるのだった。
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | コメディ ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2002 |
公開年月日 | 2003年3月21日 |
上映時間 | 141分 |
製作会社 | アンブリン・エンターテインメント=ドリームワークス=ケンプ・カンパニー |
配給 | UIP |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ドルビーSRD/DTS/SDDS |
公式サイト | http://www.uipjapan.com/catchthem/index.html |
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