解説
教え子のオスカーを受賞した人気スターにゲイだと公表された英語教師が巻き込まれる騒動を描いたコメディ。トム・ハンクスが「フィラデルフィア」(93)でアカデミー主演男優賞を受賞した際、スピーチでゲイである恩師に感謝した実話を基に、「ジェフリー!」で知られる劇作家としても著名な脚本家ポール・ラドニック(ちなみに彼自身はゲイを公表)が脚本を執筆、監督には「ハウスシッター 結婚願望」のフランク・オズがあたった。製作は「身代金」のスコット・ルーディンで、製作総指揮も同作のアダム・シュローダー。撮影は本作が撮影監督デビューとなるロブ・ハーン。音楽は「ジャングル・ジョージ」のマーク・シャイマン。美術は「バリー・リンドン」「英国万歳!」のケン・アダム。衣裳は「沈黙のジェラシー」のアン・ロス。編集はダン・ハンリーとジョン・ジンプソン。出演は「アイス・ストーム」のケヴィン・クライン、「あなたに逢いたくて」のジョーン・キューザック、「アルビノ・アリゲーター」のマット・ディロン、「ミスター・ベースボール」のトム・セレック、「ボディガード」のデビー・レイノルズ、「ハード・ターゲット」のウィルフォード・ブリムリーほか。
ユーザーレビュー
「イン&アウト」のストーリー
インディアナ州グリーンリーフ。高校の英語教師ハワード・ブラケット(ケヴィン・クライン)は小綺麗さと面倒見の良さで生徒からも人気者。3年間交際した婚約者のエミリー(ジョーン・キューザック)との結婚を3日後に控え、幸せな日々を送る彼に突如大事件が。アカデミー賞受賞式で教え子でいまやハリウッドの若手人気スターとなったキャメロン・ドレーク(マット・ディロン)が、ゲイの兵士を演じた戦争映画で見事主演男優賞を受賞したはいいが、スピーチで「この賞を恩師のブラケット先生に捧げます。彼はゲイです」と語ったのだ。翌日、町は大騒動。大混乱のハワードに学校長は結婚してゲイ疑惑を晴らせなかったら辞職ものだとほのめかし、3年間プラトニックな関係だったエミリーも疑惑の目を向け始める。さらに有名リポーターのピーター・マロイ(トム・セレック)が接近、自分もゲイだと告白していきなり強引にキス。結婚式当日、ハワードは結婚の誓いの席で突然自分はゲイだと宣言。花嫁になり損ねたエミリーは逆上して飛び出して行く。直後の卒業式。最優秀教師にも選ばれず悄然とするハワードだが、そこにキャメロンが登場。ゲイと名指しされただけで名誉を失ったハワードのために彼を皮切りに教え子や家族、町の人々が実は自分もゲイだと口々に叫んで立ち上がる。かくしてハワードは晴れて面目をほどこすのだった。
「イン&アウト」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「イン&アウト」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | コメディ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1997 |
公開年月日 | 1998年12月19日 |
上映時間 | 90分 |
製作会社 | スコット・ルーディン・プロ(スペリング・フィルムズ提供/製作協力*パラマウント・ピクチャーズ) |
配給 | ギャガ・コミュニケーションズ=東京テアトル |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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