欲望の翼

よくぼうのつばさ Days of Being Wild
上映日
1992年3月28日

製作国
香港

制作年
1990
上映時間
97分

レーティング
一般映画
ジャンル
青春 ドラマ

check解説

1960年の香港を舞台に6人の若者の青春群像を、オールスター・キャストと独自のスタイリッシュな話法で綴る前衛的大作。脚本・監督は前作「いますぐ抱きしめたい」でデビューしたウォン・カーウァイ、エグゼクティヴ・プロデューサーは70年代香港映画のスター、アラン・タン、撮影は「ソウル」のクリストファー・ドイルが担当。2018年2月3日よりデジタルリマスター版が公開(配給:ハーク)。デジタル・リマスター版ではカットされていた約1分間のシーンが復活したオリジナル・バージョンの4Kレストア版が、2023年12月8日よりBunkamura ル・シネマ渋谷宮下にて劇場上映(配給:ハーク)。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
  • 【DVD】ウォン・カーウァイ DVDコレクション

  • 【DVD】ウォン・カーウァイ DVDコレクション

  • 【UHD BD+BD】欲望の翼 4Kレストア UHD+Blu-ray(2枚組) セル

  • 【BD】欲望の翼 4Kレストア Blu-ray セル

  • 【DVD】欲望の翼

TVで観る

この作品のレビュー

ユーザーレビュー

「欲望の翼」のストーリー

サッカー競技場の売り子スー・リーチェン(マギー・チャン)は、ある日突然遊び人風の客ヨディ(レスリー・チョン)に交際を迫られ断るが、一分間だけ時計を見ているように言われる。1960年4月16日午後3時。やがてスーはヨディを愛し始めた。ヨディはナイトクラブを経営する養母(レベッカ・パン)と暮らしていたが、彼女が部屋に連れ込んだ男を叩き出し、男から取り返した養母のイヤリングの片方を、居合わせたクラブのダンサー、ミミ(カリーナ・ラウ)にあげてしまう。翌朝、ヨディと一夜を過ごしたミミが部屋を出てくると、昨夜彼女と部屋で出会い、一目惚れしてしまったヨディの親友(ジャッキー・チュン)が待っていた。一方、ミミの存在を知って放心状態で夜の町をさまよっていたスーを見つけ、慰めたのは巡回中の若い警官(アンディ・ラウ)だった。彼はスーに恋心を抱くが、彼女から電話がかかってくることはなかった。養母から恋人とのアメリカ移住を告げられたヨディは、実の母親の住むフィリピンへと旅立つ。残されて悲しむミミのために、ヨディの親友はヨディに貰った車を売り、彼の後を追うようにとその金を手渡した。ヨディが初めて訪ねた母親はフィリピン貴族の娘で、不義の息子である彼とは会おうとしなかった。自暴自棄になったヨディは酔いつぶれ、船乗りに助けられるが、その男はかつてスーを慰めた警官だった。ヨディは偽造パスポートでアメリカに渡ろうとするがギャングを殺してしまい、2人は大立回りの末に南へと向かう列車に逃げ込んだ。緑のジャングルを走る列車の中でヨディが息を引き取る頃、ミミはマニラに降り立ち、香港では誰もいない公衆電話のベルが夜に街角に響いていた。そして九龍のアパートの一室では、ギャンブラー(トニー・レオン)が身支度を整えていく。

「欲望の翼」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「欲望の翼」のスペック

基本情報
ジャンル 青春 ドラマ
製作国 香港
製作年 1990
公開年月日 1992年3月28日
上映時間 97分
製作会社 影傑有限公司
配給 プレノンアッシュ
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
音量 モノラル
公式サイト https://hark3.com/wkwtb/#
コピーライト (C)1990 East Asia Films Distribution Limited and eSun.com Limited. All Rights Reserved.

関連するキネマ旬報の記事

関連記事一覧
2019年9月下旬特別号 巻頭特集 キネマ旬報創刊100年特別企画 第5弾 1990年代外国映画ベスト・テン ベスト15 解説
2004年11月上旬特別号 特集 「2046」 「欲望の翼」「花様年華」との関係を読み解く
1992年3月下旬号 グラビア《Coming Attractions》(新作紹介) 欲望の翼
特集 香港・台湾電影人列傳 拡大版 紅夢/チャイニーズ・ゴースト・ストーリー3/欲望の翼 座談会 宇田川幸洋×筒井武文×暉峻創三
特集 香港・台湾電影人列傳 拡大版 紅夢/チャイニーズ・ゴースト・ストーリー3/欲望の翼 作品論
特集 香港・台湾電影人列傳 拡大版 紅夢/チャイニーズ・ゴースト・ストーリー3/欲望の翼 「アジア映画は当たらない」の嘘と真実
1992年4月下旬号 外国映画批評 欲望の翼
1992年6月下旬号 外国映画批評 欲望の翼