解説
アリアーヌ・ムヌーシュキン、「私生活」のジャン・ポール・ラプノー、ダニエル・ブーランジェ、フィリップ・ド・ブロカの共同シナリオを「大盗賊」のフィリップ・ド・ブロカが演出したアクションドラマ。撮影は「赤い風船」のエドモン・セシャン、音楽は「突然炎のごとく」のジョルジュ・ドルリューが担当した。出演は「バナナの皮」のジャン・ポール・ベルモンド、「金色の眼の女」のフランソワーズ・ドルレアク、「悪い女」のジャン・セルヴェ、ほかにシモーヌ・ルナン、アドルフォ・チェリなど。製作はアレクサンドル・ムヌーシュキンとジョルジュ・ダンシジェール。
ユーザーレビュー
「リオの男」のストーリー
航空兵アドリアン(ジャン・ポール・ベルモンド)は八日間の休暇に胸をふくらませてパリへやってきた。パリには、フィアンセのアニェス(F・ドルレアック)が待っているのだ。そのころパリでは博物館の守衛が殺され、アマゾンの小像が盗みだされていた。調査が開始され、考古学者カタラン教授(ジャン・セルヴェ)が呼びだされた。教授の話によると、この小像は、三年前教授とビレルモザ氏、およびブラジルのディ・カストロ氏の三人が奥地探検を行ない発見したもので、三人は三個の小像をそれぞれ一個ずつ保管し、カタラン教授は自分の像を博物館に寄付したのだった。またビレルモザ氏は探検後死に、現地リオのある場所に像の一つをかくしていた。この事件を知ったビレルモザ氏の娘アニェスは、さっそく現場にかけつけた。アニェスは小像の秘密を知っていたのだ。しかし、そんなときカタラン教授が、何者かに連れ去られ、さらにアニェスまでが誘拐されてしまった。ちょうど、そこにきあわせたアドリアンは、連れ去られるアニェスの姿を見つけ、必死に後を追った。アニェスを連れた男は飛行機でリオに飛んだ。アドリアンも、とっさの機転で、飛行機に乗りこみ、そのまま後を追った。リオに着いたアドリアンは、土地の少年の助けを得て、アニェスをとりもどした。小像のありかを知るアニェスの手引でアドリアンは小像をみつけだした。が、それもつかの間、例の男たちが現れ小像を奪われた。残る一つは、カストロ氏が持っているのだ。アニェスとアドリアンはブラジリアに向った。そして途中、二人は“敵”にかこまれたカタラン教授をみつけ、救出に成功した。しかしこのカタラン教授こそが、この事件の主謀者だったのだ。カタランは二人のすきをみて、カストロを殺害し、小像を奪い、さらにアニェスをもさらって逃走した。目的地に着いたカタランは、財宝の所在を知ると夢中で発掘した。追ってきたアドリアンは、そのすきにアニェスを助けだした。その時、森林をゆさぶる大爆発が起った。カタランは財宝とともに生埋めになり、アドリアンはアニェスと共に森林を脱出した。
「リオの男」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|
「リオの男」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | アクション |
製作国 | フランス |
製作年 | 1963 |
公開年月日 | 1964年10月25日 |
製作会社 | レ・フィルム・アリアーヌ |
配給 | 東和 |
レイティング | |
アスペクト比 | スタンダード(1:1.37) |
カラー/サイズ | カラー/スタンダード |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
1966年4月下旬号 | 外国映画紹介 リオの男 |
1964年10月号増刊 ’65年版 新作洋画への招待 | 各社期待の大作(グラビア) リオの男 |
1964年10月下旬号 | 新作グラビア リオの男 |
1964年11月上旬号 |
旬報試写室 リオの男 外国映画紹介 リオの男 |
1964年11月下旬号 | 外国映画批評 リオの男 |