新しい家族

あたらしいかぞく
上映日
1983年10月1日

製作国
ソ連

制作年
1982
レーティング
ジャンル
ドラマ

check解説

別れた許嫁との間に娘がいたことを知らされた男の苦悩を描く。監督は本邦初登場の女流監督イスクラ・バービッチ、脚本はバービッチ監督とワレンチン・ミハイロフ、撮影はセルゲイ・ザイツェフ、美術はワシーリー・ゴリコフ、音楽はウラジーミル・カマロフが担当。出演はアレクサンドル・ミハイロフ、ピョートル・グレボフ、ヴェーラ・アリホフスカヤ、イリーナ・イワーノワ。82年ベルリン映画祭審査員奨励賞を受賞。
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「新しい家族」のストーリー

ムルマンスク州の鉱山都市ニッケル市に住むパーヴェル(アレクサンドル・ミハイロフ)は、父親からの急な電報で故郷に呼び戻された。十五年ぶりに故郷の土を踏んだ彼は、かつての許嫁ナースチャとの間に娘ポリーナがいたこと、そしてナースチャとの別離は自分に罪があることを知らされた。しかし、ナースチャは数ヵ月前に亡くなり、あとにポリーナと、二人の息子-パーヴェルに裏切られたあとに同棲した画家との間に生まれたパーヴリク(ピョートル・クルイロフ)と、みなし子同然だったのを彼女が引き取って育てていた言葉を話せないステパン(ミハイルM・ブズイリョフ・クレツォ)-を残していた。ナースチャを不幸におとしいれた息子をなじる実直な父は、年齢制限で自分が子供たちの後見人になれないために、子供たちを別々の施設に送らなければならないことを話した。親友セルゲイ(A・パブロフ)の息子の結婚式場でパーヴェルは初めてポリーナ(イリーナ・イワーノワ)と会った。今は亡きナースチャの面影を残して美しく成長したポリーナ。彼はポリーナ一人を引き取ろうとするが彼女に「弟たちと一緒じゃないといや」ときっぱり拒絶される。ついにバーヴェルはニッケル市で将来を約束している恋人タマーラの同意も得ぬまま、三人の子供たちを引き取ることにした。そんな彼を不信にみちた冷たい目で見るポリーナ……。ニッケル市のアパートにはすでにタマーラの姿はなかった。パーヴェルと三人の子供たちの新しい生活が始まった。そんなある日、公園で遊んでいた子供たちを犬が襲った。自分の危険もかえりみず死にものぐるいで子供たちを助けるパーヴェル。翌朝、仕事に出かけるパーヴェルは、窓越しに初めて愛くるしい微笑を浮かべるポリーナを見たのだった。

「新しい家族」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「新しい家族」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 ソ連
製作年 1982
公開年月日 1983年10月1日
製作会社 モスフィルム
配給 日本海映画
レイティング
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ カラー/スタンダード

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