エーゲ海の旅情

えーげかいのりょじょう
上映日
1975年9月24日

製作国
アメリカ

制作年
1973
レーティング
ジャンル
ドラマ ラブロマンス

check解説

エキゾチックなエーゲ海の旅で芽ばえた中年女性と青年の愛を描く舞台劇の映画化。製作はM・J・フランコヴィッチ、監督は「バタフライはフリー」のミルトン・カトセラス、舞台用脚色はジェイ・アレン、脚本はレオナード・ガーシュ、撮影はチャールズ・ラング、音楽はミシェル・ルグラン、編集デイヴィッド・ブリューイットが各々担当。出演はリヴ・ウルマン、エドワード・アルバート、ジーン・ケリー、ビニー・バーンズ、デボラ・ラフィン、ビリー・グリーン・ブッシュなど。日本語版監修は野中重雄。イーストマンカラー、ビスタサイズ。1973年作品。
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ユーザーレビュー

「エーゲ海の旅情」のストーリー

美しいエーゲ海沿いの道を1台の車が走っていたが、急にエンジンから煙を吐きエンコしてしまった。運転をしていた美しい中年女性アン・スタンレー(リヴ・ウルマン)は困惑してあたりを見廻すと、一人の若者がオートバイでやってきた。町まで乗せていってやるという申し出を、スタンレーは顔をあからめて断った。二人は、翌日バスが通るまで野宿をすることになった。若者はアメリカ人でピーター・レイサム(エドワード・アルバート)といった。若者特有の強引さにいささか閉口しながらもアンはピーターに好意を抱いた。彼も離婚したばかりというノルウェーの血筋をひく美人アンに魅かれていった。波の音を聞きながら二人はいつしか互いに求めあった。翌朝、ピーターが眼をさましたとき、すでにアンの姿はなかった。ニューヨーク、マンハッタンのオフィス街。アンはここで不動産業を営んでいた。なにせ、17歳になる娘のトリナ(デボラ・ラフィン)、母親モード(ビニー・バーンズ)、それにときどきお金をせびりにくる別れた夫のビリー(ジーン・ケリー)の3人の扶養者の生活を守らなければならない。ビリーは落ちぶれた俳優だったが、まだ昔の夢が捨てきれないでいる。ある日、ピーターがアンの前に姿を現した。娘のトリナを訪ねてやってきたのだ。彼はこの再会に有頂天になっていた。そしてアンにプロポーズした。アンは39歳、ピーターは22才という若さだ。とまどうアン。前夫のビリーは、そんなアンを勇気づけた「君はもうすぐ40という年にばかりこだわっているが、ダイヤモンドのことを考えてごらん。1年は1カラット、君は体中輝く40カラットのダイヤなんだよ」。その頃、娘のトリナも中年男のJ・D・(ビリー・グリーン・ブッシュ)と恋愛中だった。アンはやっとピーターとの結婚を決意した。ピーターはすぐ結婚して思い出のギリシャ旅行を楽しもうといった。旅行に出発する日の夕方、アンはピーターの両親にあった。アンは暖かく迎えられたが、ピーターの父親は、アンが年とって息子に若い恋人が出来たらどうするね、といった。その言葉にアンは深く傷ついた。しかし、ビリーのはげましによって、アンはピーターを追ってギリシャに飛んだ。思い出の海岸、だがそこにピーターの姿はなかった。ぼう然とたたずむアンの背後からオートバイが近づいてきた。ピーターだった。(コロムビア映画配給1時間49分)

「エーゲ海の旅情」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「エーゲ海の旅情」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ ラブロマンス
製作国 アメリカ
製作年 1973
公開年月日 1975年9月24日
製作会社 M・J・フランコヴィッチ・プロ
配給 コロムビア映画
レイティング
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ

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