「暗黒街の野獣」のストーリー

全米に手をのばす不法賭博組織の本部に、その日1日の売上金を積んだ車が到着した。その時、不意に3人組に襲われ、1人が殺される。警官の出動により3人組の1人だけがつかまった。この男ジョーは組織の一員で、兄弟のフィル(フィリップ・パイン)やアルと一緒に縄張りを持っていたが、本部を預かるヴィンセント(マーティン・ゲーベル)が縄張りを荒らそうとするので、彼に一泡ふかせようとしたのだ。組織にはケイン(マーク・リッチマン)という若い弁護士がいたが、彼は悪徳弁護士業からそろそろ足を洗おうと考えていた。事件の翌朝、ケインが出勤するとフィル兄弟が待ちかまえ、兄を釈放するよう頼み込む。だが、ケインは断った。その夜、本部での祝賀会の席上で、ケインは自分の決意を幹部連に打ち明ける。困ったヴィンセントは、さっそく全国の大ボスを集めて策を練り、縄張りと引き替えにフィル兄弟にケインを始末させようと決める。兄弟は殺し屋を雇うが、その殺し屋は間違えてケインの恋人、ステラ(キャロル・ロッセン)を射殺する。ケインは恋人の死に復讐を誓う。ヴィンセントは彼に、フィル兄弟が仕返しをしたのだと吹き込むが、ケインには信じられない。やがて、ケインはフィルからすべてがヴィンセントの企みであることを聞くが、兄弟が殺されたため、証拠の挙げようがない。復讐のためにはこうする以外にないと決意したケインは、組織の首脳会議に押しかけ、幹部陣の目の前でヴィンセントの旧悪をことごとく暴く。仲間の制裁を受けて、ヴィンセントは死んだ。ステラのために復讐を果たしたケインは、連邦警察と手を握り、組織の摘発に協力しようと決心するのだった。



映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日命日の映画人 1/29

ジャック・リヴェット(2016)

アニエスの浜辺

「落穂拾い」のアニエス・ヴァルダ監督による自伝的ドキュメンタリー。生い立ちや家族、友人、思い出の地、亡夫ジャック・ドゥミ、ヌーヴェル・ヴァーグ、ハリウッド等、彼女自身が語り、過去の作品やインタビュー、心象風景を交えながら現在と過去を繋いでいく。出演はアニエス・ヴァルダ、ジャック・ドゥミ、マチュー・ドゥミ、ジャン=リュック・ゴダール、ジェーン・バーキン、カトリーヌ・ドヌーヴ、ハリソン・フォード、ジム・モリソンなど。まもなく81歳になるアニエス・ヴァルダがベルギーの浜辺に立ち、鏡を並べる指示を出している。その鏡には海やアニエス自身、人影等が映りこむ。振り返ると彼女の人生には、いつも浜辺があった。子供時代を過ごしたベルギーの浜辺に始まり、戦火を逃れて疎開した南フランスの港町セート、夫であるジャック・ドゥミと渡ったアメリカ・西海岸……。自身、家族、友人、そして夫について思いを馳せながら続ける旅は、アニエスの個人史であると同時に、第二次世界大戦、戦後、ヌーヴェル・ヴァーグ、フラワーチルドレン、ウーマン・リヴ……、さながら現代史、そしてフランスの芸術史でもあった。

ランジェ公爵夫人

19世紀フランスを代表する作家、バルザックの同名小説を「美しき諍い女」のジャック・リヴェット監督が映画化。パリを舞台に繰り広げられる、貴族階級の女性と無骨な軍人の数奇な運命の恋物語。主演は「恋ごころ」のジャンヌ・パリバールと、ジェラール・ドパルデューの息子で「ポーラX」にも主演したギョーム・ドパルデュー。