「つねって頂戴」のストーリー

ニューヨークの金満家キャラウェイとその娘ミミが、探検家フレデリックと一緒にブロードウェイのレヴューを見に行った。すると舞台では人気歌手ゲリイ・ブレークがキャラウェイに、モナ・メリックがミミに、リッツ兄弟が探検隊員に扮し三人をこっぴどく皮肉った一場面を上演した。キャラウェイは名誉棄損の訴訟をすると憤慨し、ミミはゲリイの楽屋に押しかけて彼の頬を殴りつけた。しかし翌日になってミミは昨夜の詫びにゲリイを晩餐に招待した。そして二人は夜明けまで遊び通して恋に落ちた。ゲリイはレヴューの筋を変更することをミミと約束し、部員の承諾を得た。秘かに彼を恋しているモナはこれを聞いて穏やかではない。夜になると機嫌を直した三人は再び劇場に姿を見せた。ところがモナは歌詞と演出を故意に変更したので、前夜にまさる皮肉と侮辱をキャラウェイ親娘とフレデリックに与える。かんかんになった三人は直ちに劇場を去ったが、ミミの怒りは特に甚だしかった。彼女はゲリイに対する面当てにフレデリックとの婚約を発表し、その上手を廻してその一座を買収してしまう。次の日からミミの命を受けた連中が大勢客席に座ってゲリイをやじり倒し退席するのでレヴューは無茶苦茶になってしまった。ミミの計り事と知った彼は辞職し失恋と失業を同時に味わう。これを見たモナは自分の恋を諦めてミミに会い、ゲリイの真意を告げたけれど、その時はもうミミとフレデリックの結婚式が挙げられる直前である。そこでフレデリックはこの結婚に不満のミミの叔母さんフリッツと計り、キャラウェイに変装して式場へ乗り込み、叔母さんが式の邪魔をしている間にミミを連れ出し、二人で本当の楽しい結婚式を挙げることになった。



映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日命日の映画人 1/29

ジャック・リヴェット(2016)

アニエスの浜辺

「落穂拾い」のアニエス・ヴァルダ監督による自伝的ドキュメンタリー。生い立ちや家族、友人、思い出の地、亡夫ジャック・ドゥミ、ヌーヴェル・ヴァーグ、ハリウッド等、彼女自身が語り、過去の作品やインタビュー、心象風景を交えながら現在と過去を繋いでいく。出演はアニエス・ヴァルダ、ジャック・ドゥミ、マチュー・ドゥミ、ジャン=リュック・ゴダール、ジェーン・バーキン、カトリーヌ・ドヌーヴ、ハリソン・フォード、ジム・モリソンなど。まもなく81歳になるアニエス・ヴァルダがベルギーの浜辺に立ち、鏡を並べる指示を出している。その鏡には海やアニエス自身、人影等が映りこむ。振り返ると彼女の人生には、いつも浜辺があった。子供時代を過ごしたベルギーの浜辺に始まり、戦火を逃れて疎開した南フランスの港町セート、夫であるジャック・ドゥミと渡ったアメリカ・西海岸……。自身、家族、友人、そして夫について思いを馳せながら続ける旅は、アニエスの個人史であると同時に、第二次世界大戦、戦後、ヌーヴェル・ヴァーグ、フラワーチルドレン、ウーマン・リヴ……、さながら現代史、そしてフランスの芸術史でもあった。

ランジェ公爵夫人

19世紀フランスを代表する作家、バルザックの同名小説を「美しき諍い女」のジャック・リヴェット監督が映画化。パリを舞台に繰り広げられる、貴族階級の女性と無骨な軍人の数奇な運命の恋物語。主演は「恋ごころ」のジャンヌ・パリバールと、ジェラール・ドパルデューの息子で「ポーラX」にも主演したギョーム・ドパルデュー。