「くろねこルーシー」のストーリー

迷信を信じて、縁起を担いでばかりいる気の小さい占い師・鴨志田賢(塚地武雅)は、妻の幸子(安めぐみ)や5歳になる息子の陽と別居し、侘しい一人暮らしを送っていた。不器用な性格ゆえにうまく人と接することができず、店には閑古鳥が鳴く始末。仲間の占い師ガリンシャ(濱田マリ)からは“キャラを作れ”とアドバイスされ、師匠の新藤三郎太(佐戸井けん太)からは、仕事には向き不向きがあると諭される。そんな彼の家に迷い込んできたのは、でっぷり太った黒猫。人生の節目でいつも不幸とともに訪れる黒猫は彼にとって天敵だったが、あろうことか、軒下に2匹の子猫を産んで置き去りにしてしまう。カラスに狙われて震える子猫を見かねて、2匹を家に入れる鴨志田。翌日、ペットショップを訪れて店員の里中渚(大政絢)に相談したものの、猫にも育児拒否があり、保健所に預ければ殺処分との話。困った鴨志田は、イヤイヤながら子猫の世話を始めるが、やがて運勢が次第に上向き始めて……。