「世界の寵児」のストーリー

ジョン・ハートはある銀行支店の出納係で料理店の女給仕メエリー・ケリーと結婚しようとしている矢先、支配人の機嫌を損ねて首にされた上、貯金全部で彼には覚えのない行金の不足額を弁償させられた。そこで結婚も田園生活もおじゃんになった許りでなく、ジョンはメエリーとチョビ髭を生やせ生やさぬで喧嘩してしまった。メエリーは怒って下宿を引っ越し勤め先の料理店も他の店に鞍替えしたのでジョンは彼女を探し歩いてある日中央公園でバッタリ出逢った。彼は文無しになっていたがメエリーの同情金を拒み、遂に某映画プロダクションのエキストラに応募した。するとその日出勤しなかった色敵役にジョンが似ているというので本職に雇われることになった。監督と宣傳係と制作者は彼を利用すべく、先ずドン・ジュアン・ハルテスと名乗らせた。そして有名な妖婦女優ジルダ・ラブレイと結婚して其の翌日離婚した。新聞は早速其の記事を掲げた。かくてドン・ジュアンは続け様に七度結婚して七度離婚した。そして宣傳係は第八番目の妻を探した。しかしジョンは密かに度々メエリーと逢曳して彼女の了解を得ていたので遂に決心してこっそりメエリーと結婚し田園生活を始めた。血眼になって探し廻ったプロダクションの連中はメエリーに遭ったのでドン・ジョアンを見かけなかったかと尋ねた。メエリーは私達は活動見物には行かないから知りませんと答えた。



映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日命日の映画人 1/29

ジャック・リヴェット(2016)

アニエスの浜辺

「落穂拾い」のアニエス・ヴァルダ監督による自伝的ドキュメンタリー。生い立ちや家族、友人、思い出の地、亡夫ジャック・ドゥミ、ヌーヴェル・ヴァーグ、ハリウッド等、彼女自身が語り、過去の作品やインタビュー、心象風景を交えながら現在と過去を繋いでいく。出演はアニエス・ヴァルダ、ジャック・ドゥミ、マチュー・ドゥミ、ジャン=リュック・ゴダール、ジェーン・バーキン、カトリーヌ・ドヌーヴ、ハリソン・フォード、ジム・モリソンなど。まもなく81歳になるアニエス・ヴァルダがベルギーの浜辺に立ち、鏡を並べる指示を出している。その鏡には海やアニエス自身、人影等が映りこむ。振り返ると彼女の人生には、いつも浜辺があった。子供時代を過ごしたベルギーの浜辺に始まり、戦火を逃れて疎開した南フランスの港町セート、夫であるジャック・ドゥミと渡ったアメリカ・西海岸……。自身、家族、友人、そして夫について思いを馳せながら続ける旅は、アニエスの個人史であると同時に、第二次世界大戦、戦後、ヌーヴェル・ヴァーグ、フラワーチルドレン、ウーマン・リヴ……、さながら現代史、そしてフランスの芸術史でもあった。

ランジェ公爵夫人

19世紀フランスを代表する作家、バルザックの同名小説を「美しき諍い女」のジャック・リヴェット監督が映画化。パリを舞台に繰り広げられる、貴族階級の女性と無骨な軍人の数奇な運命の恋物語。主演は「恋ごころ」のジャンヌ・パリバールと、ジェラール・ドパルデューの息子で「ポーラX」にも主演したギョーム・ドパルデュー。