「嵐の裁き」のストーリー

鉱山技師ロバート・モーリイはインドへ出張することになったが、彼は若く美しい妻エルシーを不健康な蛮地に伴うに忍びないと思った。それほど妻を愛する彼は、エルシーがロバートの姉オノラと性分が合わないので、ロンドン郊外の自邸には姉1人を残し、エルシーはパリに遊ばせて置くことにした。パリで彼女は旧友ポーラ・ヴレインの紹介でスペイン人のドン・アルテュロと知り合った。孤閨を守るエルシーはアルテュロの情熱に燃える合いのささやきをいつか快く思う様になった。それでも彼女は夫ある妻として越すべかざるものは越さず、ひとり悶えていた。ところが1年の予定だったロバートのインド滞在は早目に切り上げることとなり、パリのエルシーの元へは今夜帰るとの電報がきた。その晩エルシーはポーラに無理に勧められて某公爵夫人の夜会に出席した。ロバートが妻を求めて公爵夫人邸へ訪ねて来た時、彼女はアルテュロの求愛をしりぞけかねていたが、夫の姿を認めてアルテュロの手を払ってエルシーはロバートとアパートに帰った。ロバートは明朝の会議に列席をためその夜の汽車でロンドンへ帰るというのでエルシーは1週間だけパリに滞在することとなる。そこでポーラと約束してスペインなるアルテュロの山荘へ訪れた。ところがポーラが来ず、エルシーはアルテュロの情熱に打ち負けて彼の愛を納れることを決心し、夫ロバートに絶縁状を認めて出した。そこに乱入して来た男のためにアルテュロは射殺されてしまった。それは咋夏アルテュロが欺いて貞操を奪った処女の父だった。エルシーは操だけは汚さずパリへ逃げ帰った。そして山荘から出した絶縁状を夫に見られないために飛行機でロンドンへ帰った。しかし手紙は来なかった。その代わりにアルテュロの執事だったセラフィンという男が投函しなかった件の手紙を持って強請りに来た。物陰で事情を耳にしたロバートは伴の手紙をセラフィンから奪い取った。開けて見るとそれは白紙だった。手紙は封をする時にアルテュロが白紙とすり替えていたのだった。しかしエルシーはすべてを告白しようとした。がロバートは彼女に物を言わせずやさしく愛の接吻を与えた。