「アパッチ砦 ブロンクス」のストーリー

犯罪が渦まくニューヨーク、サウス・ブロンクスの街にある市警察第41分署。唯一の安全地帯であるそこはアパッチ砦と呼ばれている。マーフィー(ポール・ニューマン)は、このアパッチ砦に勤め出してから18年にもなるベテラン警官だ。新人の若者コレリ(ケン・ウォール)と組んで忙しい日々を送っている。ある日、新米警察官がジャンキー(麻薬中毒者)のシャーロッテ(パム・グリアー)に射殺された。その翌日、新しい署長コノリー(エドワード・アスナー)がやって来て、皆の前で厳しい訓示を告げる。マーフィーにはイザベラ(レイチェル・ティコティン)という看護婦をしている恋人がいた。コノリーのもとに、病院内が麻薬の取り引き場所になっているという情報が入った後、マーフィーは、イザベラの腕に注射針のあとを発見し不信を抱いた。一方、コレリにもテレサ(キャスリーン・ベラー)という恋人がいた。その頃、シャーロッテが再び殺人を犯した。解決のめどがつかない苛立ちから、全員私服で勤務につかせるというムチャな手段に出るコノリー。数日後、仲間の警官の暴挙に怒りを感じたマーフィーはその夜泥酔し、仲間と殴り合いの騒ぎを起こす。その後、シャーロッテが、麻薬密売人に刺殺された。さらに密売人たちが、病院の人々を人質にとり一室にたてこもった。イザベルを案じたマーフィーは決死の思いで彼らを殺し、イザベルを探すが、マーフィーが救急病棟にかけつけた時は、すでに彼女は冷たくなっていた。やりきれない気持ちで、夜明けのブロンクスをさまようマーフィー。彼は、そのままコノリーの部屋に行き、仲間を告発すると同時に署長のやり方についても抗議した。そしてバッジを投げすてその場を去った。外に出たマーフィーの前を1人のひったくりが走りぬけた。その時相棒のコレリがマーフィーに声をかけた。「野郎をつかまえよう」マーフィーは、コレリと共に走り出していた。