「ショアー・エイカーズ」のストーリー

岩石重疊するメインの海岸に、ショアー・エイカーズと呼ばれた農場がある。この持主なるマーティン・バァリーは我意の強い男であった。彼は娘のヘレンを村の郵便局長で山師のジョシアー・ブレークと結婚させようとして居るが、娘は若い医師のサム・ウォーレンと恋仲であったのでブレークとの話は承諾する様子もなかった。マーティンの兄のナット伯父はマーティンと交代して燈台守をして居る老人で、ヘレンとサムに同情して居た。ブレークはマーティンに薦め、家を抵当としショアー・エイカーズを宅地にさせようとする。ナット伯父は、そうすれば亡き母の墓を移さねばならぬと云ってこれに反対したがマーティンは遂に投資して終った。彼はそしてサムがヘレンの許を訪ねる事を禁じたが、娘は左様な事をすれば自分が家出すると父の前で言うのであった。サムは意を決し西部へ行く事にしたので、ナット伯父は貯えの全部を彼に与えた、その夜ブレークの金庫から百ドルの金が紛失したのでサムは盗賊の汚名を被せられる。ナット伯父はサムに丁度出帆する船があるから、ヘレンを連れて、それに乗ってこの地を去れと勧める。所が猛烈な嵐が襲来し船は危急に迫った。その時燈台の燈火は消えて終った。娘の逃走を知ったマーティンは憤怒に前後を忘れて燈台の火を消したまゝ船もろ共娘とサムを見殺しにしようとし、燈火を点ぜんとするナット伯父と大格闘となる。この最中船は遂に針路を失い難破して終ったが幸にヘレンとサムは岸へ打上げられた。船の難破を聞いた時マーティンの理性は初めて蘇った。そして娘に手厚い介抱を加えるのであった。数日の後ブレークはショアー・エーカーズを抵当にして得た金は全部紛失して終った事を告げに来た。然しナット伯父は恩給を提供して抵当を買い戻す様に申し出て、一家は再び昔の春に還ったのであった。



映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

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ジャック・リヴェット(2016)

アニエスの浜辺

「落穂拾い」のアニエス・ヴァルダ監督による自伝的ドキュメンタリー。生い立ちや家族、友人、思い出の地、亡夫ジャック・ドゥミ、ヌーヴェル・ヴァーグ、ハリウッド等、彼女自身が語り、過去の作品やインタビュー、心象風景を交えながら現在と過去を繋いでいく。出演はアニエス・ヴァルダ、ジャック・ドゥミ、マチュー・ドゥミ、ジャン=リュック・ゴダール、ジェーン・バーキン、カトリーヌ・ドヌーヴ、ハリソン・フォード、ジム・モリソンなど。まもなく81歳になるアニエス・ヴァルダがベルギーの浜辺に立ち、鏡を並べる指示を出している。その鏡には海やアニエス自身、人影等が映りこむ。振り返ると彼女の人生には、いつも浜辺があった。子供時代を過ごしたベルギーの浜辺に始まり、戦火を逃れて疎開した南フランスの港町セート、夫であるジャック・ドゥミと渡ったアメリカ・西海岸……。自身、家族、友人、そして夫について思いを馳せながら続ける旅は、アニエスの個人史であると同時に、第二次世界大戦、戦後、ヌーヴェル・ヴァーグ、フラワーチルドレン、ウーマン・リヴ……、さながら現代史、そしてフランスの芸術史でもあった。

ランジェ公爵夫人

19世紀フランスを代表する作家、バルザックの同名小説を「美しき諍い女」のジャック・リヴェット監督が映画化。パリを舞台に繰り広げられる、貴族階級の女性と無骨な軍人の数奇な運命の恋物語。主演は「恋ごころ」のジャンヌ・パリバールと、ジェラール・ドパルデューの息子で「ポーラX」にも主演したギョーム・ドパルデュー。