「極楽島満員」のストーリー

流行装具店の女主人ジョーン・ウッドは全財産を傾倒してレヴュー団の衣装と先払い給金につぎ込んだ。ジョーンはレヴューには自ら興味を持っていたし、この一座はアルゼンチンの金持ち達が勧進元になった興行することになっていたのである。ところがこの方につぎ込んだので家賃が払えなくなった彼女は立ち退きをしなければならぬ破目となった。その騒動の最中に恋人のウォーリー・ウェンデルが訪れてきた。彼は勘当をされたので恋人の危急を救う術がなかった。彼の父親はまたコンスタンス・クックという娘とウォーリーとを結婚させるつもりでいたが、これは当人同士好まなかった。ウォーリーの友人ベイジル・ピストルはタクシーに乗ると運転手のヴィルテル・マッギニスが誤って警察署の玄関に自動車を衝突させたので、度肝を抜かれ、ウォーリーに損害賠償金を借りようと、ガラン洞のジョーンの家にやって来た。ところがウォーリーが勘当されたので一文も自由にならぬ次第となったので、ピストルもヴォルテイルも高飛びを計画する。一方ジョーンは借金を返済するにはレヴュー一座と同行してアルゼンチンへ行った方が早道と判ったので出かけることになり、乗るべき旅客船の事務長ウィリアムスにジョーンはウォーリーとピストルとヴォルテイルとに何か仕事を与えて渡航させてくれと頼んだ。三銃士はその仕事が火夫だったので仰天したが男らしく従業したが、やがて船長がウォーリーの父親がこの船会社の社長の親友であることを知ってウォーリーには最上等の客室をあてがい、ピストルとヴォルテイルもボーイに取り立てられた。ところが船は暗夜沈没したので一同は救命艇に乗って逃れ南海の極楽島に上陸した。島にはニューヨークっ子のレヴューガールズが住んでいてジェリーというマスター・オヴ・セレモニーズが王様気どりでいた。ジョーンはレヴューの衣装をジェリーに売りつけた。一同極楽島の原始的生活を享楽したが、ウォーリーの父親はやがてヨットで急航して息子を迎えに来た。ジョーンは早速百万ドルで極楽島をウォーリーの父親に売り渡した。ところが突如地震が起こったので一同ヨットに避難すると、島はついに爆破してブクブクと沈没してしまったのである。