「コケット」のストーリー

アメリカの南部のある町。そこにノーマ・ベザントという娘がいた。近代都市の風潮はこの町にも浸潤して先て町を人をモダン化しつつあった。ノーマもこの風潮に馴染み髪をポップにしスカートを短くした。そして彼女の周りに集まる青年たちを色々とあしらっていた。彼女の父ジョンは昔堅気の厳格な医者で娘の軽佻さを心配していた。ジョンの親友で弁護士のロバート・ウェントウォースの息子スタンリーはしっかり者で、ノーマの気持もよく理解して、彼女の恋の遊戯にも同情ある観方をしていた。その中にノーマは山から来たマイケル・ジェフリーという若者と近付きになった。マイケルはノーマの周りにたかる気障な男たちとは違って素朴な一徹な男であった。ノーマは初めて真実の恋に目覚めた。しかし父親のジョンはこれを怒ってマイケルを罵った。マイケルはこれに憤起して六ケ月間山で働いて、金を得て、そして改めてノーマに結婚を申し込むこととし、それまでは互いに会わぬ約束をした。だが六ケ月は恋に燃えるマイケルには永過ぎた。ある日、ノーマの家で舞踏会があった時、彼は庭に忍び入り、スタンリーの情けによってノーマと久し振りで顔を合せた。そして二人は舞踏会を抜け出、マイケルの母の住む小屋に入って恋を囁いた。翌朝、町の噂はこの二人の醜聞を伝えた。マイケルはノーマとの結婚の許しを父親のジョンに求めた。ジョンは彼を侮辱した上、町より立去ることを求め、更に怒に燃えた彼はマイケルの跡を追ってそれを射殺してしまった。父親ジョンが公判に附せられる時、ロバートはその弁護に立ち、ノーマを説いてマイケルを悪様に証言することを求めたが、マイケルを恋していたノーマはそれを拒絶した。が、公判の日、法廷に於て父娘が相対した時、いつか父の情が胸にしみてノーマは父に有利な証言をし、自らの罪であることを述べるのであった。すると父も娘を庇った。そして事件を円く納めるため短銃を以て自らの命を絶った。公判が終えてスタンリーはノーマに胸のうちを訴えたが、ノーマは淋しく彼と別れるのであった。



映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日命日の映画人 1/29

ジャック・リヴェット(2016)

アニエスの浜辺

「落穂拾い」のアニエス・ヴァルダ監督による自伝的ドキュメンタリー。生い立ちや家族、友人、思い出の地、亡夫ジャック・ドゥミ、ヌーヴェル・ヴァーグ、ハリウッド等、彼女自身が語り、過去の作品やインタビュー、心象風景を交えながら現在と過去を繋いでいく。出演はアニエス・ヴァルダ、ジャック・ドゥミ、マチュー・ドゥミ、ジャン=リュック・ゴダール、ジェーン・バーキン、カトリーヌ・ドヌーヴ、ハリソン・フォード、ジム・モリソンなど。まもなく81歳になるアニエス・ヴァルダがベルギーの浜辺に立ち、鏡を並べる指示を出している。その鏡には海やアニエス自身、人影等が映りこむ。振り返ると彼女の人生には、いつも浜辺があった。子供時代を過ごしたベルギーの浜辺に始まり、戦火を逃れて疎開した南フランスの港町セート、夫であるジャック・ドゥミと渡ったアメリカ・西海岸……。自身、家族、友人、そして夫について思いを馳せながら続ける旅は、アニエスの個人史であると同時に、第二次世界大戦、戦後、ヌーヴェル・ヴァーグ、フラワーチルドレン、ウーマン・リヴ……、さながら現代史、そしてフランスの芸術史でもあった。

ランジェ公爵夫人

19世紀フランスを代表する作家、バルザックの同名小説を「美しき諍い女」のジャック・リヴェット監督が映画化。パリを舞台に繰り広げられる、貴族階級の女性と無骨な軍人の数奇な運命の恋物語。主演は「恋ごころ」のジャンヌ・パリバールと、ジェラール・ドパルデューの息子で「ポーラX」にも主演したギョーム・ドパルデュー。