「クワヘリ」のストーリー

アフリカ--そこは、有史以前そのままの原始的な生活と未来への新しい息吹とが複雑に入りまじっていて、近代建築がたち並ぶ都市から、一歩奥地に入ると原始そのものの生活がまだまだ残っている。全身がお金になるアフリカ象。原住民は体中を真赤に染めて、その巨体と格闘する。貧しいスーク族は牛を後生大事に守っている。牛はこの上もなく神聖なものなのだ。さらに奥地の、小人族といわれるピグミー族は狩猟が得意で踊りの好きな種族。彼らの案内で撮影隊は、開頭手術をするという「まじない医者」を求めて旅を続けた。キシイ族の住む高地で、麻酔も消毒液も使わない驚異の開頭手術を見ることができた。次に撮影隊はトポキ族の選ばれた1人の処女を焼く祭りを見た。子孫の繁栄を願う祭りであるが、まさしく「暗黒の儀式」である。これらが古いアフリカ、暗黒のアフリカの姿である。しかし、今や古いアフリカは消えていこうとしている。新しいアフリカが誕生するのである。