「恐怖の四人」のストーリー

馬来群島の沖を航行中の1汽船から、こっそりとサンパンに乗り移って、海岸へと逃れ行く4人の人たちがあった。コーダーと呼ぶ通信記者と化学者のエインジャー、それから学校教師ジュディとマーディック夫人とであった。彼らは船内にペストが発生したのを怖れて逃れて来たのであった。上陸して見るとそこの原住民たちの間にもコレラが発生していて、彼らはその小屋を焼いている所であった。彼らはキンターリンに碇泊中の貨物船に乗り込んでニューヨークへ帰るべく、回教徒でイギリス人であるモンタギューを案内人として、ジャングルを突き抜けることになった。途中彼らは道を見失い、あまつさへある日のこと、原住民に捕えられて、マーディック夫人を人質にしなければならない羽目になった。夫人1人を残して、後のもとはそこを逃げ出し、道を急いだ。そうした難路を続ける間に、ジュディは幾分の思井をコーダーに良せたのであるが、彼のすげない態度に彼女は飽き足らず、やがてその恋心をエインジャーへと傾けていった。彼女にすげない態度を続けるとは言え、コーダーの心からは、やはりジュディの女らしい姿が離れず、事々にエインジャーと反発し会うのであった。ある日、コーダーが1人の倭人をさると間違えて殺したことから、モンタギューは倭人の毒矢に殺されてしまった。その後もジュディを挟んでのコーダーとエインジャーとの争いは絶えなかったが、遂にエインジャーはジュディを自分の手中に落すことができた。各する内に、彼らは英人集落を発見して故郷へ帰ることになった。ジュディはようやく得たエインジャーの愛を失うのを怖れて彼に自分とここに留まることを主張したのであったが、聞き入れられず、彼らは無事にニューヨークに帰り着いた。ニューヨークに着くと、エインジャーは、無理解な妻の望むままに離婚し、図らずもジャングルで親しくなった、今はもとの教師に帰ったジュディと結婚することになった。原住民のところに人質として残されていたマーデイック夫人も彼女自身の知恵で無事に帰国していた。