「緘せる唇」のストーリー

布哇にある教会の、日本人の女教師ロータス・ブロッサムは難破した米国の青年ハーヴェイ・スタンウッドを救けたのが縁で、彼の愛を真と信じ、乙女の純なる愛を捧げたが、ハーヴェイはやがて彼女に厭き、米国の乙女オウドレイ・スティーヴンスの跡を追うて桑港に渡り、結婚式を挙げた。その後ハーヴェイは過去の若い経験を幻に見る。それはロータスが妻オウドレイの友人となっている。彼女はオウドレイの心を察してハーヴェイとの関係を黙っていた。ハーヴェイは然しロータスが自分との関係を妻に語るを恐れ、彼女に毒を飲ませんとしたが却って自ら毒を飲んで命を落す。ロータスはその後同じ日本人と楽しい家庭を作る。