「青きドナウ」のストーリー

憧れのウィーン少年合唱団のテストに合格したトニー少年(ヴィンセント・ウィンター)は、汽車の運転手をしている父を説き伏せ、晴れて入団した。もう1人の新入生はヨーデルのうまいフリーデル少年で2人は先輩の優等生ピーター少年(ショーン・スカリー)に、この合唱団のことをいろいろと聞いた。指揮のヘラー先生(ピーター・ウェック)はトニーの声が気に入り、自分のクラスに入れて、これまでピーターの受け持ちだったソプラノのパートをトニーに教えるようになった。ピーターは声変わりし始めていたのである。トニーを嫉妬したピーターは、慈善音楽会で独唱を受け持つことになったトニーを閉じ込めて、舞台に出すまいとした。辛うじてトニーは舞台に間に合ったが、このピーターのいたずらを誰にも告げず許してやった。このときから、2人の友情は結ばれた。合唱団が世界音楽旅行に発つ日が近づき、その前に父兄の前で「ウィーンの森の物語」のオペラを演ずることになった。その直前ピーターの声が出なくなってしまった。声変わりがやってきたのだ。これは彼が合唱団をやめ、世界旅行にも参加できないことを意味する。トニーたちは何とかピーターも一緒に旅に行けるようにしたいと思い、オペラ上演の際、ピーターの声の吹き替えを幕の後ろに隠しておく計画を立てた。これは失敗に終わったが、少年たちの友情に感動した団長やヘラー先生は、ピーターを副指揮者として連れて行くことにした。そして合唱団は、トニーの父親の運転する汽車で出発していった。



映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日命日の映画人 1/29

ジャック・リヴェット(2016)

アニエスの浜辺

「落穂拾い」のアニエス・ヴァルダ監督による自伝的ドキュメンタリー。生い立ちや家族、友人、思い出の地、亡夫ジャック・ドゥミ、ヌーヴェル・ヴァーグ、ハリウッド等、彼女自身が語り、過去の作品やインタビュー、心象風景を交えながら現在と過去を繋いでいく。出演はアニエス・ヴァルダ、ジャック・ドゥミ、マチュー・ドゥミ、ジャン=リュック・ゴダール、ジェーン・バーキン、カトリーヌ・ドヌーヴ、ハリソン・フォード、ジム・モリソンなど。まもなく81歳になるアニエス・ヴァルダがベルギーの浜辺に立ち、鏡を並べる指示を出している。その鏡には海やアニエス自身、人影等が映りこむ。振り返ると彼女の人生には、いつも浜辺があった。子供時代を過ごしたベルギーの浜辺に始まり、戦火を逃れて疎開した南フランスの港町セート、夫であるジャック・ドゥミと渡ったアメリカ・西海岸……。自身、家族、友人、そして夫について思いを馳せながら続ける旅は、アニエスの個人史であると同時に、第二次世界大戦、戦後、ヌーヴェル・ヴァーグ、フラワーチルドレン、ウーマン・リヴ……、さながら現代史、そしてフランスの芸術史でもあった。

ランジェ公爵夫人

19世紀フランスを代表する作家、バルザックの同名小説を「美しき諍い女」のジャック・リヴェット監督が映画化。パリを舞台に繰り広げられる、貴族階級の女性と無骨な軍人の数奇な運命の恋物語。主演は「恋ごころ」のジャンヌ・パリバールと、ジェラール・ドパルデューの息子で「ポーラX」にも主演したギョーム・ドパルデュー。