「アイリスへの手紙」のストーリー

8カ月前に夫に先立たれたアイリス・キング(ジェーン・フォンダ)は、パン工場に勤めながら、娘のケリー(マーサ・プリンプトン)と12歳の息子リチャード(ハーリー・クロス)、さらに妹のシャロン(スウォージー・カーツ)と、彼女の夫で失業中のジョー(ジェイミー・シェリダン)を養っていた。貧困にあえぐ家の中は、暗い雰囲気に満ちていた。ある日アイリスは、工場からの帰り道に泥棒に給料を奪われるが、その時彼女を助けようとしてくれた工場のコック、スタンリー・コックス(ロバート・デ・ニーロ)と知りあい、次第に親しくなってゆく。ところがアイリスは、偶然スタンリーが非識字者であることを知り、それが原因で彼は工場を追われることになってしまう。収入のなくなったスタンリーは、やむなく年老いた父レオニデス(フィオドル・シャリアピン)を老人ホームヘ入れるが、数週間後、父は帰らぬ人となった。その頃アイリスは、ケリーが妊娠していることを知り、ショックでうちひしがれる。そんな時アイリスは、父の死で自責の念にさいなまれるスタンリーから、字を教えてほしいと頼まれ、こうしてふたりの勉強は始まった。しかし、地図を片手に標識を頼りに目的地に向かうという野外学習に失敗したスタンリーは、字を覚えることを締めようとする。心を痛めたアイリスは彼の家を訪ねると、そこには彼の発明品があった。彼女はスタンリーの才能をほめ、その一言で彼は再び勉強への意欲を呼び戻す。やがてスタンリーが読み書きを自由に出来るようになった時、ふたりは愛によって結ばれるのだった。そして発明品を認められたスタンリーは、デトロイトに働きに出かけ、そこからアイリスに手紙を書き送り愛を育んだ。それから数カ月後、町に戻ったスタンリーは、アイリスにプロポーズするのだった。