「海の呼ぶ声(1948)」のストーリー

ホッド・スチルウェルはメイン州の名物エビを捕る漁夫であるが、彼の美しい愛人アン・フリーマンは彼の職業をこのまない。板子1枚下は地獄という危険さが嫌なのだ。アンは建築家になれとすすめる。安全なうえに将来性に富んでいるというのである。これが原因でアンは婚約指輪をホッドに返してしまう。そこでアンは彼女が好きなもう1人の男ダニイ・ミッチェルに熱中する。といってもダニイは両親を海にとられた12歳の孤児少年である。少年はマッケイ夫人の家に世話になっているが、アンはダニイを海から遠ざけて育てようと決心する。ところがある日ホッドが海へ出ると、彼が仕掛けたエビ取り籠を、ダニイが荒しているところを見つける。ホッドはいたずらを止めるなら、土曜日にはエビ取り船に乗せてやるという。アンは不承不承これを許したが、エビ漁夫がまた1人溺死したと聞くと、ダニイをつれて行くことを拒む。悲観したダニイはアンが悪いと決め、ボストンへ行く決心で写真機を盗み、バス代にするために売ろうと企む。その日はダニイの誕生日だった。ダニイは写真機を盗まれた雑貨屋が、マッケイ夫人にそのことを告げているのを見ると、波止場へ逃げモーター・ボートに乗って海へ出る。ホッドは追跡して、暗礁に乗り上げている少年を救う。写真機を盗んだ件が表沙汰になり、ダニイは感化院へ入れられることとなる。これを知ったホッドは少年を養子にすることを申し出て、正式に許可をとる。このことでアンはホッドと和解し、2人がダニイと共に船に乗って楽しそうに、沖合へ出ていくのを、マッケイ夫人は微笑して見送っていた。

今日は映画何の日?

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