「青春の夢(1920 Withey)」のストーリー

マリー・カレンダーはある老紳士の財産相続人となるが、その条件として自分で夫となるべき男を選む事となる。彼女の見付けた立派な男、それはアーネスト・リスモーアという紳士であったが、女のマリーから彼に結婚を申し込む事はどうしてもできなかった。それがためにマリーは大金持ちの後家さんに変装し、ちょうどアーネストが破産しようとしているのを見て、自分と結婚して財産の整理をしてはと申し込む。そして假令彼女と結婚したからとて、後から若い美しい女に気に入ったのがあったらその女と結婚しても良いという条件を付けた。もちろんアーネストはこれを承諾した。マリーは後家さんの変装を解き、若い身装りで夫に近付き、彼の注意を引く事に努める。しかしアーネストは大恩ある妻を、例え年老いているとはいえ、そして若い愛人ができたとはいえ、離縁する程の人でなしでは無かった。終に耐え切れなくなったマリーの方から変装を解き、ありのままの若い女としてアーネストの前に総ての事情を告白する事になった。