「海の巨人(1937)」のストーリー

掌帆副長メダルス・マローンにはドリスという娘があった。彼は退役になって、酒場の女将サディーと再婚するのを楽しみにしている。ところが彼とは犬と猿の仲の水兵マイクとドリスが恋仲になった。これにはメダルスは腐って、対策としてマイクを自分の船に乗り込むよう転任させて貰い、お気に入りのスチーヴをドリスに近づける。ところが彼が嫌うマイクは勇敢な水兵であることが数回の救難作業で立証され、ドリスのマイクに対する恋は冷めるどころか募る一方である。その内、メダルスは満期となり辞したが、難船救助の作業の非常招集を受ける。重傷を負っていたスチーヴが病院で死んだので、ドリスはどうしてもマイクと結婚すると父メダルスに語った。マイクも救難作業を志願して素晴らしい働きをした。メダルスは娘のために、マイクを助け、自らは難破船とともに海底に沈んだ。