「通信簿の少女を探して 小さな引き揚げ者 戦後77年あなたは今」のストーリー

ディレクターが偶然手にした画家ゴーギャンの古書に、1枚の色褪せた通信簿が挟まっていた。昭和23年、大分県別府市の小学6年生の少女のものだった。ディレクターは、通信簿を少女に返さねばという思いに駆られ、少女探しの旅に出る。それは歴史に埋もれた日本の戦後史を紐解く旅の始まりであった。“通信簿の少女”探しの旅から見えてきたのは、日本の歴史の中で置き去りになった「地方」「市民」そして「女性」の戦中・戦後史。少女が住んでいた大分県・別府もまた同じだった。戦後史を語る時に出てこない「地方」、そして多くの日本人が移り住んだ満州や大陸が、戦争を語り始める……。

今日は映画何の日?

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