「劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室」のストーリー

横浜・ランドマークタワーで爆発事故が発生する。数千人が逃げ惑う前代未聞の緊急事態に、TOKYO MERのチーフドクター・喜多見(鈴木亮平)はいち早く現場に向かうべきだと主張するが、厚生労働大臣が新設した冷徹なエリート集団・YOKOHAMA MERのチーフ・鴨居(杏)は、安全な場所で待っていなくては救える命も救えなくなると真逆の信念をぶつける。爆発が次々と連鎖するなか、地上70階に193名が取り残されていた。重傷者が続出するが、炎と煙で救助ヘリは近づけない。さらに、喜多見と再婚し、妊娠後期の千晶(仲里依紗)もビルに取り残されていることが判明する。千晶には切迫早産のリスクがあった。絶望的な状況を前に、最愛の妹・涼香(佐藤栞里)を亡くしたかつての悲劇が脳裏によぎる喜多見は、もう誰も死なせないと決意する……。