「おっさんずぶるーす ファミリー編」のストーリー

『21世紀のおじさん』会社でも家庭でも窓際族の坂上繁(藤井太一)。一念発起して“おっさんレンタル業”を始める。依頼人の若者、山岸新(松田未來)や谷口美咲(森累珠)の役に立とうと奮闘する坂上だったが……。『オファーを待ちながら』50歳を過ぎても夢を追い続ける売れない役者の風祭豊(仁科貴)。チラシ代までも借金しながら、人生の一発逆転を狙った一人芝居を企画する。そして迎えた本番。スタッフの佐久間(松浦祐也)や南(朝比奈加奈)らが見守る中、豊に異変が起こる……。『全く最近のおやじモンときたら…』特撮やフィギュアなど、昔は少年少女のものとされたそれらに興じる50歳の大人も珍しくない現代。そんな大人の1人であるアキラ(江島卓)は、友人のアズマ(アマタニキヨシ)や妻・アケミ(金剛寺美樹)、娘・アカネ(鈴木柚里絵)と一緒に昔の特撮番組を観ていた。だがそれは、地球外知的生命体が仕掛けた実験だった……。『たそがれのあとに』文学賞の受賞経験もある純文学作家・石野賢二(泊帝)。だが、出版不況により仕事は激減、支えてくれた妻・奈々(若林美保)や娘・千鶴(秋葉美希)とは別居していた。そんな折、ライトノベルへの転向を勧めてきた編集者・芦塚(いずみ尚)の言葉に、賢二の心は揺れる……。